■お弁当配達の歴史を紐解く
今では日々いろいろなお仕事や地域活動を行なっているGrASPですが、「何か地域に貢献できないか」と仕事を探しはじめて、最初にスタートしたのが2017年、ライフデリさんのお弁当配達でした。
弊社サービスではライフデリさんのお弁当を昼食でいただいています。
ライフデリの堀内社長に、「なにか、若年性認知症の人が働く機会をいただけないか」と相談すると二つ返事で快諾いただきました。
それ以来、青葉区エリアで週3回お弁当の配達をさせていただいています。
勤務時間は13:00〜15:00の2時間。当時は1時間500円、2時間で1000円の謝金をいただき、メンバーはそのお金を半年間ためてバス旅行にいったり、趣味の競売を愉しんだりと、それぞれが人生を謳歌するために使われています。
「いつもありがとうございます。ライフデリです。お弁当をお持ちしました。美味しく食べてくださいね」
「あれ、どこかであったと思ったら、ここだったね」
「ライフレディーです。いつもありがとうございます。」
と、お届け先のお客様とのコミュニケーションも。
それぞれがこれまで築き上げてこられたスキルを使って働いてくださっています。
■ 業務内容と役割分担
ライフデリさんのお弁当配達業務は5つの作業内容から構成されています。
①オペレーター：お客様のご自宅に向かうため「配達順路表」を参考に住所を読み上げる、お弁当の種類を仕分けて担当に伝える。
②お弁当の仕分け：お弁当バッグにオペレーターから伝えられた内容の通りのお弁当を入れる。
③お弁当渡し：お客様にお弁当バッグをお渡しする。
④お弁当箱回収：前回分のお弁当箱を回収する。
⑤お弁当箱整理：大きなカゴに空箱の弁当箱を整理する。
5つの役割を2名のメンバーで協力しながら対応しています。
人間誰しも完璧ではないので、メンバーの得手不得手をそれぞれが補完しあうことで、お弁当配達の業務を全うしています！
