し・ら・た・ま

■し・ら・た・ま

萬駄屋さんとのコラボの機会をいただけるようになってから、毎週月曜日の週初めは仕込みからスタートしています。

ですが、夏到来も間近であるため、新たなメニュー開発をスタートさせました。その名も『し・ら・た・ま』試行錯誤の日々のため、あえて商品名は口外せずに、写真から色々と思考を深めて推理してみてください。

白玉づくりは、にぎる、かきまぜる、つまむ、まるめる等と、人が大きくなってゆく、いわゆる発達段階の初期で得てゆく、原始的な動きです。若年性認知症の当事者は、実行機能障害といって複雑な工程を順序だてて遂行したり、失行といって道具の使い方の理解が不得手になったりとします。
そんな状況でも、しらたまづくりで駆使する技術は人が生きる中で初期に獲得する生活動作のため、反射的に作業が可能となります。この『反射的に作業する』が重要ポイントです。期末試験にでますので、ハイライトを忘れずに。(笑)  

戻ります。
この『反射的に作業する』ということがなぜ重要かと申しますと、「思考を伴わない、これどうやるんだっけ、こうだっけ・・・」と考えを巡らすことは不安を伴います。しかし、自然に反射的にできる動作にはそれが伴わず、気が付いたら身体が動いてしまう。こういった日常生活動作を大切に、メンバーが能力を遺憾なく発揮できる環境づくりも大切です。

白玉をこねながら実況中継していた内容をお届けしました。現場からは以上です!

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