2019.8あの頃にタイムスリップ

■2019.8あの頃にタイムスリップ

今回も懐かしのあの頃シリーズでお送りします。

2019年8月は、9月16日にオープンを控えた鉄事務所移転への最終準備段階の時でした。
当時、市が尾事務所(旧事務所)は、定員11名、機能訓練指導室兼食堂がたしか35㎡しかない、今考えると非常に狭い小さな事業所でした。それが、鉄事務所に移転することで、5.6倍の広さに拡大する(現鉄事務所は196㎡)。当時は喜びとともに、正直不安の方が多くを占めていました。

移転しようと検討した理由は、

❶等質性問題:初期、中期、後期の若年性認知症の人(以下メンバー)が一つの場で活動することで、メンバーの能力が適切に発揮しにくい

❷後期メンバー支援問題:興奮、激昂するメンバーは20%程おられるため、一つの狭い部屋しかない事業所ではケアは困難性を極める

上記、大きな二つの課題が存在していたからです。

 『認知症ケアは少人数で個別性の高いケアが求められる』この考えと真向から向き合い(否定しているわけではありません)、メンバー同士の仲間意識、交流をより深め等質性を整えた環境(集団力動を活かす)で個別性の高いケアを行いながらも、小集団、集団を活かした支援が実践できるのか試行してみたかったのです。この形が、これからの若年性認知症ケアのスタンダートになる・支援に繋がると仮説を立てて。

仮説の検証については、小出しでこれからも発信してゆきますね。お楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました