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認知症対応型通所介護「GRASP」

GrASPは横浜市「唯一」の若年性認知症の支援に特化した介護サービス事業所です。それだけ若年性認知症対応型の支援施設が少ないということですが、全国的にみても若年性認知症の支援は「初期だけ」「中期だけ」というように、一時期だけに限られた支援が多いのが現状です。

最初に診断を受けてから当事者やご家族には様々な悩み・ご不安がある中で、一時期だけのサービスにとどまらずどのような容態であっても連続して支援を受けられる重要性を感じています。
「初期から後期まで」を一貫して支援し、認知症者に寄り添ったサービスを提供したい。
初期には福祉サービスによって仕事もできる。社会参加・社会貢献ができることで、生きがい、やりがいを感じられる。その時々にできることをつぶさに見守りつつ、「当たり前の生活」をできるかぎり一緒に継続しながら、認知症の進行抑制や症状の緩和を目指したい。

GrASPは若年性認知症の専門家として、あらゆる角度から認知症との向き合い方を探求し、進行の抑制や症状の緩和を目指して日々挑戦を続けています。
症状のみならず、メンタルケアを含めて、包括的に当事者・ご家族の方に寄り添い、フェーズに合わせて最大限ベストな対応を一緒に考えてまいります。
初期には、地域企業や団体との連携により、お仕事もしていただきながら社会貢献に取り組むなど、他ではできない取り組みを実現しております。

ご家族だけでなく、地域の様々な活動とも密に連携を取り合い、今日も笑顔で、日々「いい1日」を積み重ねて行けるようともに走り、挑み続けます。

ワークフェーズ

GRASP(初期)

若年性認知症の人、初期の方(要支援~要介護1・2)に「はたらく」を介して、社会貢献を行っていただきます。「仕事」に携わることで高次な能力を発揮いただき、認知症の進行抑制を目指しています。

【内容】Amazon業務、おこわづくり、ポスティング(青葉区、都筑区)、弁当箱洗浄、地域イベント参加、クッキング、ピアサポート(オンライン)

【できること】商品梱包、出荷作業、簡単調理、チラシ投函(折り込み作業)、洗い物、経験談を語る、当事者の思い傾聴する

【叶えたいこと】地域の企業や団体との交流を増やし、若年生認知症当事者が『社会貢献』s「はたらく」ことできる環境を、当事者、地域の皆さま、弊社三位一体で共創。

【想い】地域の企業や団体と事業所を離れた社会で「仕事」に携わることができる。そこで新たに築かれる人間関係を通して、地域との絆を深め「新たな自分」としての人生をリスタートする。

1日のスケジュール

9:30〜10:00 出勤(自己通勤 or 最寄り駅まで送迎)、朝のミーティング、1日の業務確認
10:00〜10:15 事務所清掃、ラジオ体操
10:15〜11:15 午前中業務前半
11:15〜11:30 休憩
11:30〜12:15 午前中業務後半
12:15〜13:15 昼休憩、昼食、歯磨き、コミュニケーション
13:15〜15:15 午後業務
15:15〜15:30 振り返り、次回勤務日確認、退勤(自己通勤 or 最寄り駅まで送迎)
※業務に関しては、その時々で業務委託のある作業を行います

ソーシャルフェーズ

GRASP(中期)

若年性認知症の人、中期の方(要介護1~3)に「すき」を介して社会有志活動を行っていただきます。「趣味」を通して、楽しみながら今できることに能力を発揮いただき、認知症症状の緩和を目指しています。

【内容】園芸活動、清掃活動、買物、調理、お弁当配達、Amazon業務、封入作業、スポーツ(キャッチボール、サッカー、卓球、バドミントン、テニス、風船バレー、ジョギング、筋トレ等)、クッキング、ウォーキング、創作活動、地域イベント参加、等質性を活かしたコミュニケーション

【できること】畑を耕す、雑草を抜く、花・種を植える、掃除、簡単調理、簡単な仕事、好みの運動、同年代の人とのコミュニケーション

【叶えたいこと】地域の企業や団体との交流を増やし、若年生認知症当事者が『社会有志活動』「趣味・できる」を活かした環境を、当事者、地域の皆さま、弊社三位一体で共創。

【想い】地域の企業や団体と事業所を離れた社会で、事業所内で当事者の「できる」を活かした活動の実践。「自分のできるを活かす」機会を通して認知症があっても充実した毎日に。

1日のスケジュール

9:30〜10:00 バイタルチェック、朝のミーティング(日付確認、時事、脳トレ、歌等)
10:00〜10:30 ウォーキング、事業所清掃
10:30〜12:00 集団エクササイズ(ラジオ体操、サーキットEXorエアロビクスorストレッチ等)
12:00〜13:30 昼食準備、昼食、昼休憩、歯磨き
13:30〜15:00 小集団グループ活動(買物、スポーツ、園芸、趣味活動、ボランティア就労、リハビリ)
15:00〜15:45 昼休憩、昼食、歯磨き、コミュニケーション
16:00〜 ティータイム、コミュニケーション
※業務※どの時間帯においても個別課題に応じてリハビリ(機能訓練)を実施しています。
<例> 入浴、スポーツ、歩行練習、趣味活動、社会参加活動、調理などに関しては、その時々で業務委託のある作業を行います

ベーシックフェーズ

GRASP(後期)

若年性認知症の人、後期の方(要介護3~5)に「くらし」を介して社会参加を行っていただきます。「食べる、歩く、排泄」行為をいつまでもご自身の力で実行いただき、地域在宅生活の継続を目指しています。

【内容】食事、整容、排泄、更衣、移動、基本動作の能力をくらしの中で発揮。ウォーキング、社会イベントへの参加。

【できること】食べる、飲む、排尿、排便、立つ、歩く、選択する、安心する、どんな自分でも受け入れてもらえる。

【叶えたいこと】地域の企業や団体との交流を増やし、若年生認知症当事者が『社会参加』「くらし」をつなぐ環境を、当事者、地域の皆さま、弊社三位一体で共創。

【想い】地域や団体と事業所を離れた社会で、事業所内で当事者の「自然な行為」を活かした活動の実践。「能力を発揮できる環境」の創出により、認知症が進行しても地域在宅生活があたりまえを実現させる。

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