待ちに待った『みんなでたのしむアート鑑賞会』inアートフォーラムあざみ野
待ちに待った、『みんなで愉しむアート鑑賞会』開催となりました。
弊社では、仕事、スポーツ、音楽、社会イベント参加等、様々なアクティビティに取り組む機会があります。しかし、唯一実践できていなかったことがあります・・・
それは「アートを楽しむことです!」。ここに来るまで7年半かかりました。
アートを楽しむ活動は「認知症の初期の方が楽しまれるもの」と前例は数多くあるようでしたが、弊社ではむしろ「中期から後期の方にこそ、非日常を味わい高貴なひと時を満喫していただきたい」と常々感じていました。それが実現できたのも、アートフォーラムあざみ野の岡崎さま、沼田さんの手厚いお力添えと、綿密な準備、福祉職にはない視点と思考をお持ちであるからこそ、ここにたどり着くことができました。御礼申し上げます。
さて、実際のイベントですが3チームに分かれた形となりました。
➀アート鑑賞を行いながら、感想を言語化して表現する チームが2つ
➁アートなお散歩鑑賞チームは、2つの展示会場を楽しむ
という内容です。
メンバーやご家族の感想としては、
・冷蔵庫ばかりを映した写真を見て「なんでこの視点を持ったのかが気になります。」
・「楽しかったよー黒電話なつかしいね。」
・サポーター職員の方からの説明に対して「私もそのように感じていました」
・「まさかこのような機会をいただけるとは思いもしませんでした。」
・「アート鑑賞のように、いつも新しいことにチャレンジしてくれてありがとうございます。」
とたくさんのポジティブな想いをいただきました。
支援者が「この人は中期・後期(中度・重度)の方だから・・・」と勝手にあきらめるのではなく、まずはチャレンジする。多くのことは、支援者の仮説検証が外れることが多いように感じます。メンバーの可能性や底力は無限に広がっていることを、改めて感じさせていただく機会となりました。
この日が来るまで、計3回の打合せや綿密なメールでのやりとり、多くの時間をかけて準備をいただきました、アートフォーラムあざみ野の、岡崎さん、沼田さん、その他フォーラム職員の皆さま、サポーターの方が、本当にありがとうございました。今回の反省を活かし、一人でも多くの若年性認知症の人、高次脳機能障害の人と『アートなお散歩鑑賞会』を次回も満喫したいと思います。