やさしいアート体験
あざみ野にあるアートフォーラムの学芸員さんによる『やさしいアート鑑賞会』が今年も開催されました。
事業所にて行うこの取り組みは2回目になります。
アートフォーラムに出向いたこともありましたが、今回はいつもの慣れた場所。それでも学芸員の皆さんの姿に「何が始まるのだろう」とやや緊張の面持ち。
まずは導入として絵画鑑賞。

野菜のような物が描かれた大きな絵画の写真が貼られると身を乗り出すメンバーさんも。「にんじん?」「果物かな?」学芸員さんが丁寧に一人一人に何に見えるかなど聞いたり説明したりするうちアートの世界に引き込まれていく様子がわかりました。

今回は横浜に縁があるイラストレーターの柳原良平さんのデザインがパッケージとなったクッキーで小ティータイムというお楽しみ付き。
小休憩の後は粘土で実際に表現していきます。
この日のお題は「好きな食べ物を作る」。


ひじょうに取り組みやすいテーマだったためか、皆さん思い思いに手を動かして発想豊かな作品ができあがりました。
終始リラックスムード、時には笑いも起こる和やかな時間となったのは、アートフォーラムの皆さんの穏やかな語りかけと飽きさせない雰囲気づくりのおかげです。
普段と違ってもその空気感でメンバーさんたちも集中して楽しんでいました。
実はその後の活動(軽作業)も今までにないくらい集中して手を動かしてくださったメンバーさんたち。きっとアートで脳が活性化されたのでしょう。
決まったスケジュールは安心感を生みますが、このような変化球もまた素敵な刺激をいただきます。私たちも同じですよね。
「芸術の秋」というにはあまりにも暑い陽気ですが、それでも心にさわやかな風が吹いたようなとても心地良い時間を味わうことができました。
スタッフもとても楽しみにしているこの企画。アートフォーラムの皆様、これからもよろしくお願いいたします。