『防災』を機に考える
tsumugi
GrASP株式会社
今年で3回目を数える『やさしい美術鑑賞プログラム』。横浜市民ギャラリーあざみ野までメンバーさんと出かけてまいりました。
この企画はいつも半年以上前から担当が現地のスタッフさんと何度も打ち合わせし、またボランティアさんも研修を重ね準備してくださっています。当日は手厚い体制でそれぞれのメンバーさんのペースを気遣いながらやさしくわかりやすくアテンドしてくださいました。
美術鑑賞というと、監視員が目を光らせる中しーんと静まり返っているイメージですが、ここではそれぞれのペースが尊重されています。
笑いが起こったり、楽しくてつい大きな声を出してしまうメンバーさんもノープロブレム。温かい眼差しで見守られ、途中で疲れたら部屋に戻っても大丈夫。作品には目もくれず現地スタッフさんとお喋りを楽しんだり、じっくり鑑賞しなくても、アートの空間で心地よく過ごすこともまたひとつの楽しみ方。
今回はちょっと不思議な現代アート、光学ガラスを用いた立体作品の展示でした。
自分の姿が写る作品に向かって手を振ったり、角度によって変わる色を左、右、また左と覗き込んだり。
また、展示室入り口やトイレ近くでも展示物を楽しむことができ、あちこちで作品を囲んでの会話が聞こえてきました。
「昔はよく観に行ったんだけどね…」とメンバーさんや参加されたご家族さん。
私たちスタッフも芸術の秋を体験して豊かな気持ちになれました。
このような機会をくださった市民ギャラリーの関係者の皆様、ありがとうございました。