GrASPの取り組み

「自分だけじゃない」家族会で得られること

tsumugi

定期開催をしている家族会、今回はOBをお招きして7名のご参加をいただきました。

グラスプを卒業され入所を経て今再び訪問サービスを利用しながら在宅で介護を続けられる中で得たもの、感じること。松本さんの穏やかながら強い信念と深い愛を感じる一言一言に皆さん大きく頷かれていました。

次に、今抱えている困りごとや皆さんに聞きたいことを付箋に書く形で挙げていただきました。

同じようなカテゴリーに分けて問題を整理する予定でおりましたが、ひとつの問題に質問や経験談、アドバイスなどが次々に飛び出し、(これは「朝まで生テレビ」ができちゃうぞ!)というくらいの盛りあがりでした。

それぞれの問題に明確な解決策が出たわけではありませんでしたが、終了後は「気持ちを吐き出せてラクになりました」「辛いのは自分だけではないのだと改めて思いました」「これから先に起こりうることが予想でき勉強になりました」「笑っていられる今はまだまだ序の口!」「いろいろな思いの中でそれぞれ向き合っていらっしゃるのですね」「献身的なご家族の姿に心打たれました。やはり愛ですよ」などなど溢れる思いをいただき、有意義な時間だとなったことが伝わってまいりました。

更に、「あの場で話せなかったけれど…」と他のご家族の困りごとへの対処法をお知らせくださった方もいらっしゃいます。お互いを思いやり〇〇さんに伝えて、と気遣ってくださる皆さん、なんて素敵なことでしょう!

「ひとりじゃない」「自分だけじゃないんだ」と元気をシェアし、共感し支え合うことからご家族同士の絆が生まれ、広がっていくことを感じます。

参加することに不安だったけど…と話される方もいらっしゃいましたが、自己嫌悪に陥っていた自分が気持ちを吐き出し、聞いてもらうことで気持ちが軽くなって向き合い方が変わる、そんな場であればと思います。

今回はメンバーさんが作った『いなりずし』のサービスもつき、皆さんほおばりながら笑顔の花が沢山咲いていました。心もお腹も満たされたでしょうか…。

もう一つ、もやもやした気持ちや困りごとを書き出すこともストレスの解消になったり気持ちの整理につながる効果があるそうです。

良かったらお試しください。

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