『できないのではなく、やり方が変わった』〜道具は、できないことを補うためだけではない~後半
弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
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こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)
2026年3回目のシリーズは、「できないのではなく、やり方が変わった」についてです。

認知症によって、これまでと同じ方法では難しくなることがあります。
しかし、それは能力や意欲のすべてが失われたということなのでしょうか。
時間をかける。手順を変える。道具を使う。安心できる人と一緒に行う。
本人の力が発揮される条件を整えることで、今もできることが見つかるかもしれません。
このシリーズでは、「できる・できない」という結果だけではなく、その人が力を発揮できる方法や環境について考えていきます。それでは、第4回をお楽しみください。
■ 道具は、その人に合っていなければ意味がない

ただし、メモを書けばいい。写真を貼ればいい。チェック表を作ればいい。というわけではありません。
文字を読むことが難しい人に、細かい文章を書いても使いにくい。
たくさんの情報が書かれていると、どこを見ればよいのか分からなくなることもあります。
写真の方が分かりやすい人もいる。文字の方が分かりやすい人もいる。色で区別すると分かる人もいる。
実際の物を見た方が分かる人もいる。
大切なのは、「何を使わせるか」ではなく、「何なら本人が使えるか」を確認することです。
■ 道具を増やしすぎると、逆に難しくなることもある


支援者は、分かりやすくしようとして、いろいろな工夫をします。
ここにもメモ。あそこにも表示。予定表も貼る。チェック表も作る。
でも、情報が増えすぎると、「どれを見ればいいのか分からない」ということも起こります。
支援者にとって分かりやすい環境が、本人にとっても分かりやすいとは限りません。
だからこそ、作って終わりではなく、本人が実際に使えているかを見る。迷っていないかを見る。
必要であれば、減らす。場所を変える。大きさを変える。表現を変える。
道具もまた、その人に合わせて変えていく必要があります。
■ 「代わりにする」のか、「できるようにする」のか


ここには、大きな違いがあります。
忘れるから、全部支援者が覚えておく。分からないから、全部教える。
迷うから、全部連れていく。それも必要な場面はあります。
でも、もし本人自身が確認できる方法があるのなら、メモを見る。写真を見る。時計を見る。チェック表を見る。
タイマーを使う。スマホを見る。そうすることで、本人が自分で考え、選び、行動できることがあります。
支援者が本人の代わりになるのではなく、本人が自分でできるための道具を、一緒に探す。
そこに、環境を整える支援の大切さがあるのだと思います。
■ 道具によって取り戻せるのは、「作業」だけではない


道具を使って、自分で予定を確認できた。自分で次の作業へ進めた。誰かに聞かずに目的の場所へ行けた。
それは単に、一つの作業ができたということだけではありません。
「自分で分かった」「自分で選べた」「自分でできた」そんな経験につながります。そして、その積み重ねは、「まだ自分にもできる」という感覚につながっていきます。道具が支えているのは、記憶や手順だけではありません。その人の主体性や、自信、役割を支えるものにもなり得るのです。
■ 最後に


道具を使うことは、「できなくなったから仕方なく使う」ことではありません。
私たちがスマートフォンや予定表を使うように、自分の力を発揮するために、必要なものを上手に使う。
認知症の人も同じです。メモがあればできる。写真があれば分かる。チェック表があれば続けられる。
タイマーがあれば自分で動ける。
それなら、その道具も含めて、その人の「できる」と考えていいのではないでしょうか。
支援者が代わりに行うのではなく、本人が自分でできるための環境をつくる。
道具とは、できないことを補うだけのものではありません。その人の中にある力を、もう一度表に出すためのもの。
そんな視点で道具を見てみると、私たちの支援も少し変わってくるのではないでしょうか。
道具は、できないことを補うためだけではない。こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータから読み解くとこうなります。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪
