GrASPの取り組み

2023年度ラストの青葉旭王道家族会開催

tsumugi

2024年度ラストを飾る青葉旭合同家族会を開催しました。

青葉から2名、旭から3名のご家族にご参加いただきました。
(前日、当日キャンセルがなければ、8名の予定でした。)

テーマは
『共生社会の実現を推進するための認知症基本法について考える』

講師は、
日本医療政策機構 シニアマネジャー 栗田 駿一郎 先生
※起業してから間もなく青葉区内で様々な活動を共に行わせていただいた、大切な仲間です。

内容は
・私と認知症
・認知症基本法の持つ意義
・共生社会

どの内容もひじょう~に濃ゆいお話で、全部をお伝えしたいところではありますが・・・
「共生社会とは」についてまとめてゆきます。

ところで、みなさんは認知症基本法の条文を読んだことはありますか?

第一条(目的)
...認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会(以下「共生社会」という。)  ...

ポイントは…
・「認知症の人を含めた国民一人一人」
・「相互に人格と個性を尊重しつつ」

この文言を決めるために、何十通りも作っては修正して、これらを繰り返しで生みだされたようです。

4年前の認知症施策推進大綱から、認知症基本法の成立までの歴史が、第一条(目的)に全て表されているように感じられます。

◆2019年:認知症施策推進大綱
「共生」とは認知症の人が、尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、また、認知症があってもなくても同じ社会でともに生きる、という意味である。

◆2023年:共生社会の推進を実現するための認知症基本法
認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会(以下「共生社会」という。)

みなさんはどのような感想を持たれますか。

ご家族の皆さまからの感想をまとめると
・認知症基本法についてどの程度の医者が理解しているのか・・・
・まずは、医師が認知症基本法を正しく理解して共生社会を実現してほしい
・認知症基本法ができても生活は変わりがない・・・

等の感想が聞かれました。

弊社の結論としては、「認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮」できる共生社会の実現のために、変わらず様々なことにチャレンジしてゆきたいと思います。その結果、「仲間と愉快で豊かな人生を送ることができるコミュニティがそこにある」こちらを目指してゆきます。

栗田先生、このような機会をいただきましてありがとうございました。2024年も『共生社会の実現を推進するための認知症基本法について考える』きっかけを日本中のあらゆる場所でお伝えいただき、理解が深まっていくことを切に願っております。

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