一般社団法人神奈川県作業療法士会 認知症対策員会主催研修会 登壇しました!
一般社団法人神奈川県作業療法士会 認知症対策員会主催研修会 登壇しました!
認知症アップロード研修の記念すべき第1回目を弊社が務めさせていただきました。
もちろん弊社が担わせていただく研修会はとがりに尖っています。
内容はというと、14:00~16:00の2時間の枠の中で
❶14:00~14:30 代表山崎のGRASPサービスについて説明
❷14:30~15:00 青葉事業所のメンバーによる「GRASP30分クッキング」のワークショップ
❸15:00~15:30 旭事業所のメンバーによる「ストパラスーパーライブ」のイベント
❹15:30~16:00 参加者全員による座談会 ―トークセッションにより思いをプレゼントー
という目白押しの4部構成で実施いたしました。
※OT:作業療法士という意味です。
❶は、割愛します。弊社YouTubeチャンネルの動画を参照ください。チャンネル登録&グッドボタン忘れずに!
❷は、事前準備を行ってまいりましたが、メンバー2名と作業療法士10名による、初体験!おこわづくりを行っていただきました。はじめてつくる人だらけのおこわ作り。うまくできにくい、こういった安心感って大切ですよね。みんな経験者の中で一人ぽつんと初体験者であると、緊張感が増しますが、みんな初心者であれば、みんなで渡れば怖くない!精神で割とチャレンジできます。そんな精神状態のところに、メンバーの優しい声掛けもあいまってみなさん上手に仕上げられていました。意図せずに、さらっとメンバーが作業療法士をフォローする何ともステキな場面でした。キレッキレの弊社自慢の定政OTも饒舌に30分クッキングを彩っていました。
❸は、先ほど作ったおこわ(事前に蒸しておきました)を食しながら、バンドの演奏に耳を傾ける。何とも優雅な瞬間となりました。参加者の作業療法士からは「感動しました」「みなさんのチームワークが素晴らしかったです」「かっこよかったです」などポジティブな内容のみであり、いかに若年性認知症バンドのストパラが参加者のハートを鷲掴みにしていたのかがよくわかります。年内既に12公演もオファーも受けているだけあり、チームワークは抜群です。
❹そして、座談会では「おこわやバンド活動をしてみての感想」、「おこわがはじまった経緯やバンド名の由来」などについて語っていただきました。みな共通していることとしては、「おこわ作りは難しいけど仲間と一緒にできるから楽しいです」「バンドはいろいろありますけど仲間がいるから楽しいです」と「仲間」がキーワードとして上がっていました。弊社が目指すコミュニティづくりが意味ある場所として実ってきているのだと感じる場面となりました。おこわのスタートを萬駄屋の店主頭つむぎさんに熱く語っていただきたいところでしたが、時間に限りがありましたので、最後のまとめは、メンバーから参加されている奥様に向けての・奥様からメンバーに向けて感謝の言葉を伝える時間としました(大変残念)。笑いあり、涙あり、ユーモアありと、夫婦の絆を感じさせてもらえる瞬間でした。
総じてまとめると、作業療法士会のメインで担当してくださった、佐藤さんの素晴らしいサポート力で様々なシーンで上手に私たちの力を引き出してくださった。この偉大な力があったからこそつつがなく終えることができました。
佐藤さん本当にありがとうございました。
初の4セッションイベントとなりましたが、やっぱり「実践しているところをみていただくことが一番」そういう意味では、作業療法士という資格は社会での活躍をアシストするためには大きな力になれる、可能性を秘めている職種なんだなと改めて感じる機会にもなりました。しかし、実際は支援者の私たちが、メンバーから力を引き出してもらっている、こちらの方が大きいようにも感じます。
「登壇、想いを語る」ことはもちろん素晴らしいですが、「スキ」をカタチにして、それをパフォーマンスで発揮する。パフォーマンスを目の当たりにすることで、生き様をともに体感していただく、共有・実践体験があるからこそ、今回の一体感に繋がったのだと深く大きな学びを得られる機会になったのだと、今はそんな風に思います。
おこわメンバー・ストパラメンバー、ご家族の皆さま、つむぎさん、おこわメイン担当の定政OT、参加者の皆さま、県士会幹事のみなさま、そして佐藤さん、本当に本当に本当にありがとうございました。
2023年の登壇を終えるに相応しい機会となりました。
またいつでも作業療法士協会のためなら何でも務めさせていただきますと約束し、このブログを締めくくりたいと思います。
また来年も皆さんからお声がかかるように、アプローチと願いをこめて。