GrASPの取り組み

涙と笑いの『家族会』

tsumugi

夏に好評だった社会保険労務士・石井要美先生の「障害年金」に加え、「成年後見制度」について司法書士の板垣徹宏先生からお話しいただく機会となったこの日の『家族会』は、青葉・旭両事業所から13名のご参加をいただき、熱心な質問が制限時間を越えて飛び交う盛況ぶりでした。

今回はちょっと早い忘年会も兼ねたランチ懇親会ということで、OGのご家族の懐かしいお顔も加わり、いつも以上に温かい時間となりました。

中でも『GRASP』誕生のきっかけとなったEさんからの「ああすればよかった、こうすればよかったという思いばかり」「それでも辛い介護の日々より笑顔ばかりが思い出される」との言葉に皆さん目頭を押さえ頷かれていました。

又、GRASP復活を目標に毎日ご主人のリハビリに通われているAさんからは「介護する側の不安を発散させるよう自分の心身のバランスをよい状態に保つ事」と、ケアラーの極意を教えていただき、その力強さが素敵でした。

家族のつながりの核となって奔走されているTさんからの「二人が健康だったら趣味の活動をしていなかったかもしれない。全てが恵み」とのポジティブなお言葉には一同拍手が湧きました。

数年前に戸惑いながら先輩のご家族にいろいろ質問されていた方が、今度は新しいご家族に「一段乗り越えたのかもね」と経験談やアドバイスを笑顔で話されている姿を拝見すると、ご家族同士のつながり、支え合い、存在の力の大きさをひしひしと実感します。

「自分だけではないんだ」と思えて元気になりました、と感想を聞かせてくださったFさん、「これでよかったのかと時々思いながらあんなことあった、こんなことあったと今は笑っちゃうわね」と入所されたご主人との日々を話されるMさん。

それぞれ状況は違えど、時にLINEやメールで愚痴をこぼし合ったり励まし合いながら日々在宅介護を続けていらっしゃる皆さまの生の声からは我々スタッフこそエネルギーや元気をいただいています。

今回のように必要な知識を学ぶと同時に、皆さんの「笑いぃ顔」のために、このような機会を作っていきたいと改めて感じました。

石井先生、板垣先生、お忙しいなか貴重な時間をありがとうございました。

ご家族の皆さま、素敵な時間の共有をありがとうございました。

このご縁をいつまでも大切に…

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