GrASPの取り組み

【登壇報告】令和7年度 第1回キャラバン・メイト養成研修会

tsumugi

神奈川県主催の『令和7年度 第1回認知症キャラバン・メイト養成研修』に登壇してきました。

昨年の10月に大和市でも同じトリオで参加の機会をいただきました。

・ますみさん
・さとこさん
・けんさん

頭字語、文章の頭文字をとっていだくと・・・何と・・・ま、さ、け、ん(最後はやや強引ですが(笑))

「まさけんサンバ」として、お笑いトリオデビューを果たしました。

会場である、万国橋会議センターへ向かう道中、ますみさん、さとこさんと相談の上、命名したのですが、その時の勢いは登壇前には真剣な思いへと変換されていました(笑)

登壇時間は30分。登壇のプロフェッショナル集団である私たちからすると、この時間は丁度よくすこし短くも感じる時間でしたが、思いの丈を表現していただきました。

内容は———

➀自己紹介・他者紹介
➁若年性認知症の診断を受ける前はどのような生活を送られていましたか?
➂違和感(これまでと違うなと思った出来事、検査を受けるきっかけ、若年性認知症と診断を受けたときの気持ち)
➃認知症といきる(受け入れるまでの心境、受け入れるきっかけ、受け入れてからの生活変化)
➄出会い(GRASPってどんなところですか、実際の写真を見て活動を解説) 
➅最後に(キャラバン・メイトを目指す皆さんにひとこと)

と盛りだくさんでした。

➀については、自分のことってなかなか表現することむず難しいですが、仲間のことならすらすら紹介できるもので、互いの存在を褒めちぎっていました。

➁については、お互いの職業や地域での役割について語られてました。ご本人の思いとして表現すること、ご家族メッセージとしていただいたことをお伝えしました。

➂については、自分では変化しているとは感じにくかったけど、周りからそのように言われれることが多くなったと表現されていました。

➃については、診断を受けた時はショックであった。でも家族の支えで前をむくことができ、生活も大きく変わった様子はなかったとのことでした。

➄については、お姉ちゃん、妹がいるから、仲間がいるから楽しい、ということを笑顔で語られていました。

➅については、「大変なこともあるけど、1人ではない、仲間がいるから毎日楽しいです」と締めくくっていただきました。

ますみさん、さとこさんはお二人での登壇は2回目であったこと。半年以上経過していましたが、前回よりも思いを、感情を言語化されることがスムーズで上達されている印象を受けました。緊張は開始2時間前がピークであり、30分前には緊張感とは無縁の状態でした。

認知症になると、できないことが増える。進行していく。と言われています。

しかしお二人の様子を見て、改めて認知症の常識を覆す、証明する登壇機会になったと確信しました。

今後も非日常体験を通して、若年性認知症の人の活躍の機会を多くの方の力を借りて共創してきいきます。

※頑張ったあとは労をねぎらうために、赤レンガランチを楽しみました!ご褒美大切ですね♪

神奈川県高齢福祉課高齢福祉グループの皆さん、このような活躍の機会をいただきましてありがとうございました。

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