チャレンジで生まれること
この日の鉄事業所はaobaの看板『萬菜おこわ』通算2000個達成記念として、メンバー皆でおこわ作りにチャレンジしようというイベントで朝から大賑わい。

併せて家族会もセッティング、更に萬駄屋さんの呼びかけで来られた地域の親子さん、ボランティアさんも含めフロアは所狭しと人があふれていました。
おこわ作りの詳細はここでは割愛して、山のような嬉しい出来事をご報告します。
まずは、おこわチームの初期メンバーとそのご家族が遠くから来てくださり、再会を喜び仲間と寄り添いあう姿が見られたこと。この顔ぶれが懐かしい!



一方、調理では現役チームのメンバーが大活躍。自ら手本を見せたり助けたり。手を差し伸べる姿は余裕と自信。そして他のメンバーさんも真剣な表情。そこに生まれていた一体感と笑いぃ顔。それらをチャレンジャーたちが臨機応変に動きながらさりげなくサポートする頼もしさといったら!


もちろんスムーズに運ぶよう目配りしてくださった萬駄屋の店主つむぎさんやボランティアさん、ご家族の陰のお力なくしては成り立ちませんでした。
おかげさまで事故なく時間内に作り上げ、お昼にいただくことができたのです。
そんななか、せっかく来てくれた親子さんたち。バタバタしてそっちのけになってしまったことがとても気がかりでした⋯が、
「地域のものを活用して、地域に還元するみなさんの取り組みもさることながら、スタッフのみなさんの対応、気持ちの上げ方、さりげないサポートは子育てや家庭でも役に立つものだなと感じて、とても勉強になりました。
すごくいろいろ感じるものがあって、うまく言葉にできませんが、こんな素敵な機会、もっと広くみんな参加しないともったいない!と強く思いました(一部抜粋)」
こんな温かいメッセージが届いたのです。
「息子の目にはどう映ったか、ゆっくり聞いてみたいと思っています」と結ばれていた温かいお言葉。素敵な子育てをされているYさんママとH君、こちらこそお越しいただきありがとうございました。
そして足を運んでくださったご家族。おこわ作りチームは「楽しかった」と一緒になって味わい、「こんな難しいことやってるんですね」と驚き、家族会チームは美味しいおこわを食べながら心の支えを吐き出すことができたとスッキリした表情でした。
終了後、初期メンバーさんの奥様から
「aoba、あの場所から夫の認知症としての前向きな人性の歩みが始まりました。様々な楽しい経験、どうする事もできない苦しみを重ねながら、それでも前に進めたのは、手厚いスタッフのサポート、そして仲間がいてくれたからだと思います。
私も家族会を通して多くの方々に出会え、愚痴を言い合ったり、介護者じゃないと分からない日常のアルアルに大笑いしたり、、、すごく救われ、孤独にならず今日までこられました。(一部抜粋)」
とのお言葉をいただきました。
数年前のこのご夫婦との出会いで今の私があります。前を向くことを教えていただき、共に悩みながら諦めないことを学んだあの頃がよみがえり、胸が熱くなりました。
100%ではないけれど、何かに挑戦すれば必ず何かが生まれ、新たな出会いがあることを実感しました。
人がいて、地域があって、仲間をつくり、居場所をつくる。
メンバーさんやご家族と地域の方が一緒に楽しめる、親子さんがお友達を連れてまた来てくれるようなこと、また仕掛けてしまいたくなりました。
今回は長文になってしまいましたが、熱い思いと余韻ゆえ。おつきあいありがとうございました。
何はともあれ、関わってくださった全てに感謝です(๑˃̵ᴗ˂̵)