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介護現場は、毎日「設計」されている

tsumugi

こんにちは。GrASPスタッフのアリーです。

この仕事に就くまで、介護の仕事は、毎日同じ流れの“ルーティンワーク”だと思っていました。
決まった時間に来所して、活動をして、食事をして、帰る。

最初は、そんなイメージを持っていました。

でも、実際に現場に立ってみると、その考えはすぐに変わりました。
なぜなら、デイサービスでは毎日、来所されるメンバーさんが違うからです。
人数も、顔ぶれも、その日の体調や気分も違う。
「今日は昨日と同じ一日だ」という日は、ほとんどありません。

今日は誰が来るのか。

皆さん体調は変わりないか。
誰と誰の組み合わせがよさそうか。
静かに過ごしたい方が多い日なのか、体を動かしたい方が多い日なのか。
スタッフは誰が入っているのか。

朝の時点で、頭の中ではすでに一日の“組み立て”が始まっています。

昨日うまくいった関わり方が、今日は合わないこともあります。
逆に、昨日は難しかったことが、今日はすっと進むこともある。
同じ人でも、その日の心身の状態によって、必要な関わりは変わっていきます。

だから現場では、「このやり方でいこう」と決めつけることはあまりありません。
様子を見て、少し変えてみて、また考える。その繰り返しです。

誰をどの席に案内するか。
声をかけるか、あえて待つか。
誰が仕事に出て、誰が室内で過ごすか。

何に気をつけて過ごす必要があるか。

こうした判断は、もちろん事前に予定は立てられているものの、その場その場で随時変わっていきます。
しかも一人で考えるのではなく、スタッフ同士で小さくすり合わせながら進めていきます。

「今日はこっちの方が良さそう」
「さっきの表情、少し疲れてそうですね」
そんな小さなやり取りの積み重ねが、一日を形づくっています。

こうして振り返ってみると、
介護の仕事は“業務”というより、”設計”に近い仕事なのだと思います。
条件を読み取り、全体を見渡し、その日の最適な形を組み立てていく。
正解は一つではなく、毎日違う。

だからこそ、介護はとてもクリエイティブです。
思いやりや経験だけでなく、観察力や判断力、柔軟さが求められる、とても知的な仕事だと感じています。
今日という一日を、どう設計するか。
明日はまた、違う設計になるかもしれない。
そんな日々を重ねながら、目の前のメンバーさん一人ひとりにとって「心地よい一日」をつくっていけたらと思っています。

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