GrASPの取り組み

ゲストスピーカー報告 2年連続2回目 東海大学 健康マネジメント学科

tsumugi

登壇の結果報告をします。かっこよく言えば、ゲストスピーカー報告ですね(笑)

実際にゲストスピーカーとして2年連続2回目、東海大学 健康マネジメント学科で『若年性認知症について理解を深める』という目的を持ち、お話してきました。

昨年は、
・会社説明
・事業所の取組み
・企業してから現在に至るまでの経緯
・展望
・まとめ

という5点についてお話しをしました。

「介護保険のサービスでこんな事業所があるんだ」という感想をいただくことがあり、これまでにない視点づくりのきっかけの提供はできたように感じました。

しかし、肝心の『若年性認知症(認知症)を理解する』という点では、不十分な感覚が得られたので、今回の課題は
『若年性認知症について理解を深める』に設定しました。

内容としては・・・
➀ 認知症(若年性認知症)について、知識や体験がない状態でどのようなイメージを持っているかを発信してください。
➁認知症(若年性認知症)の症状を理解した上で、支援経験9年から得た本人が体感しているであろう世界観を伝える。 
③若年性認知症があっても、適切なサポートと環境があれば、社会に貢献し豊かな生活を送ることができる。

について説明と考えの共有の機会を設けました。

今の授業は進化しており、「slide」というアプリを用いて、挙手して全体に意見を述べるのではなく、アプリを介して全体の参加者の胸の内を確認することができます。便利な世の中になりましたね~

実際学生のみなさんはこのように考えられていました。

➀に関しては…
・重たい病気で直すのが困難
・物忘れが激しいため一人で生活するのが少し不便である
・まだ働かなくちゃいけないのに可哀そう

➁に関しては…
・生活しづらい、不自由。
・自分にとってできるはずのことが出来なくて、周りに頼るのもはずかしく、だれにも頼れないのでよりそってあげなければいけない
・思い出せそうで思い出せないもやもやした気持ちがずっと続くと考えると大変だと思いました。

③に関しては…
・もしなってしまっても色んなことができる
・認知症になってもできることたくさんあります
・認知症でも普通の人に負けない部分がある

という胸の内を発信してくれました。

わずか90分の話の中で、ここまで思考変容が起こるのだと。正しい理解を伝えるために、啓蒙活動は大切であるということの気づきを与えていただくきっかけとなりました。

東海大学 健康マネジメント学科の皆さんは、介護・福祉領域に就職する方もいらっしゃるようなので、社会福祉士や精神保健福祉士、介護福祉士等の資格取得をされ、ぜひ若年性認知症の人の愉快で豊かな日々の創出をともに行っていただきたいと思いました。

介護・福祉領域の未来は、こんなに素晴らしい若者がいるためきっと明るいものとなっていくでしょう!!

東海大学 健康マネジメント学科の皆さんふか―い学びと気づきと発見の機会をありがとうございました。

こころの底から感謝しています。

また、このようにゲストスピーカーの機会を提供いただきました、認知症基本法を語らせたら右に出る者はいない、親友の栗田さんへ心を込めて御礼申し上げます。

学校、行政、企業、その他団体の皆さまから、『若年性認知症について』学びを深めたい、理解してともに社会生活を楽しみたいという方いらっしゃいましたら、遠慮なくお問い合わせフォームからご依頼くださいね(^^♪

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