やさしい美術鑑賞プログラム
tsumugi
GrASP株式会社
この日の事業所は甘い香りが漂っていました。
ひと足早いひな祭り気分を味わおうと企画された『ひし餅風ゼリー』クッキング。
当日は3グループに分かれて材料を量ったり寒天を溶かしたり生クリームを泡立てたりと大忙し。
小グループでテーブルを囲みながら交代で行ったり褒め合ったりするうちに何となく一体感が生まれます。
屈強な男性陣のために敢えて電動を使わずに泡立て器でシャカシャカ頑張ると、だんだんとツノが立ってきました。実際の作業は難しかったり、自信がないので見学に回ると申し出たメンバーさんもその様子に笑顔がこぼれます。
スタッフを介して間接的にコミュニケーションをとるメンバーさんが、ひとつの作業を共同で行いながら会話が生まれる、ってとても素敵です。
得手不得手はお互いに補い合いながら、何より同じ場を共有するということがとても大事なんだなと思います。
午前中に作って冷やし固めた完成品は午後のティータイムに皆さんでいただきました。
自分で作ったことを覚えていなくても「わあー、すごい」とおいしそうに召し上がるメンバーさん、納得のいく固さになるまでクリームを混ぜ続けたメンバーさん…どこを見ても「おいしい顔」がいっぱいでした。そしていつもながら食べるのはあっという間(*’▽’)
今回の企画は我が社の凄腕OT(作業療法士)が参加メンバーのそれぞれの課題を想定して綿密に準備してくれました。その狙いも素晴らしく、最高の3月スタートとなったイベント、皆さんお疲れさまでした!