『それ、私たちにも起きていること』〜時間の流れが変わると、何がおきるのか~
弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
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こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)
2026年2回目のシリーズは「それ、私たちにも起きていること」についてです。支援といっても私たちにできることはほとんどありません。ただこれまでの10年と200名を超えるご本人の声を伺ってきた経験を、そっとご案内することしか…
今回からは、『認知症の人と、私たちは本当に違うのか』の内容をお伝えします。それでは、第8回をお楽しみください。
時間の流れが変わると、何が起きるのか


「もうそんな時間だったの?」
気づいたら、一日があっという間に終わっている。
逆に、「まだこれしか経っていないの?」
時計を見るたびに、時間が進まないように感じることもある。
楽しい時間は短く感じる。待ち時間は長く感じる。
私たちは普段、時間を時計で測っています。
でも実際には、“感じている時間”と“実際の時間”は、必ずしも同じではありません。
そんな経験、ありませんか。
■ 時間は、気持ちによって変わる


例えば、こんな場面です。
久しぶりに会う友人との食事。
気づけば数時間が過ぎている。
「もうこんな時間?」
楽しい時間ほど、あっという間に感じます。
一方で、病院の待合室。時計を何度も見てしまう。
まだ5分しか経っていない。
不安や退屈を感じているときほど、時間は長く感じます。
同じ30分でも、感じ方はまったく違う。
つまり私たちは、常に“心の状態”を通して時間を感じているのです。
■ 過去が急に近くなることがある


こんな経験はないでしょうか。
昔の友人の話をしたとき。
何十年も前の出来事なのに、まるで昨日のことのように思い出せる。
そのときの景色。 そのときの気持ち。 そのときの会話。
細かなところまで鮮明によみがえる。
反対に、昨日の夕食を思い出そうとしても、すぐには出てこないことがある。
私たちの記憶は、必ずしも時間順に整理されているわけではありません。
■ 私たちの中にもある“時間の混在”

人は疲れているときや集中しているとき、
・今日が何曜日かわからなくなる
・日付を間違える
・昔の出来事を最近のことのように話す
そんなことがあります。
特に思い出話をしているときは、
頭の中では過去の場面に入り込み、その時間を生きているような感覚になることもあります。
つまり、
“今・過去・未来が少し混ざる感覚”は、誰にでもあるものです。
■ 認知症では「時間を整理する力」が弱くなる

認知症では、
・今がいつなのかを理解する
・出来事を時間順に整理する
・過去と現在を区別する
そうした働きが弱くなっていきます。
そのため、昔の仕事へ行こうとしたり、すでに亡くなった家族を待っていたり、
子どもが大人になっていることと、幼かった頃の記憶が重なったりすることがあります。
周囲から見ると、「そんなことあるはずがない」と思うかもしれません。
でも本人の中では、その時間が確かに存在しているのです。
■ 「間違い」ではなく、「その時間を生きている」

認知症の人が過去の話をするとき、
私たちはつい、「それは昔の話ですよ」と修正したくなります。
でも本人にとっては、ただ記憶を話しているのではなく、その時間の中にいることがあります。
だから、今の正しさを伝えることよりも、
まずはその時間を一緒に理解しようとすることが大切になる場合があります。
■ 最後に

私たちは時計の時間を生きているようでいて、
実は心の時間も生きています。
楽しい時間は短くなり、不安な時間は長くなる。
昔の出来事が急に近く感じられることもある。
認知症では、その“心の時間”と“現実の時間”を整理することが難しくなっていきます。
でもそれは、まったく別の世界の話ではありません。
私たちの中にもある、時間の感じ方の揺れや、過去が近づく感覚。その延長線上にあるものです。
そう考えると、認知症の人が生きている時間の流れも、少し違った見え方になってくるかもしれません。
時間の流れが変わると、何が起きるのか。こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータから読み解くとこうなります。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪
