小机地域ケアプラザ 登壇報告!
2024年を締めくくる最後の登壇報告をいたします( *´艸`)
◆日時:2024年12月9日(月)18:15~19:15
◆場所:小机地域ケアプラザ
◆内容:症例報告 or GRASPism
◆参加人数:35名(秀峰会所属の方、近隣の介護福祉医療従事者の方)
弊社が大変お世話になっている秀峰会さん。
何といっても、この法人の皆さんは雰囲気の良い方ばかりでパワーが感じられ、私もエネルギーを毎度たくさん注入していただいています。
今回も、参加の皆さまのご意向に合わせて当日カスタマイズの形で実践しました。
症例報告 or GRASPism・・・・・
はじめてのGRASPismを披露する時が来たかと思うぐらいに、参加者の皆さんのご希望はわかれました。結果18人対17人という僅差で、症例報告となりました。
症例報告を行う前に必ずお話ししている内容があります。それはセルフケアの重要性です。
セルフケアの重要性:症例報告における視点
ケアスタッフ、支援者、セラピストが良好なコンディションを保つことは、提供するケアの質を高めるために不可欠であること。自己をいたわり、セルフケアを実践することが、結果的に利用者やそのご家族への「きめ細やかな支援」に繋がるということ。
日本と世界におけるセルフケアの違い
- 文化的背景
- 日本: 他者との調和や、社会の一員としての役割が重視されるため、セルフケアの実践は控えめになりがち。
- 世界(特に西洋): 個人主義が強調され、セルフケアが自己改善や自己表現の一環として積極的に行われる。
- アプローチの積極性
- 日本: 健康管理や病気予防の目的が主流。
- 世界(特に西洋): 自己成長や自己表現を目的とした、より積極的な取り組みが見られる。
日本におけるセルフケアの認識向上
日本の文化に根差した「調和」を重んじながらも、以下のようなセルフケアの認識を広めることが大切と考えている。
- セルフケアの習慣化: 「今日は心身ともに調子が良い」と感じられる状態を目指し、それを日々の生活に定着させる。
- 自己を整える重要性: 良好なコンディションが周囲に与えるポジティブな影響を認識し、自らを整えることを意識する。
- ケアの質の向上: セルフケアが習慣化すれば、利用者や家族に対してさらにきめ細やかなケアを提供できるようになる。
セルフケアは「自己犠牲の文化」とも言われる日本において特に意識すべき課題です。個々が「自分を整えること」で自他の幸福を育むこと。そのためには、セルフケアを「自己中心的」と捉えるのではなく、むしろ「より良いケアの基盤」として考えることが大切である。
これらの話を認知行動療法の視点をまじえながら、お伝えすることで「自分を大切にすることに重きをおきたいと思います」、「自分に感謝します」、「利用者様と同じぐらいに、自分も大切にします」という感想をいただけました。
※症例報告については、個人情報の観点から発信は控えさせていただきます。
最後に今年の登壇の締めくくりが、いつもお世話になっている秀峰会さん、そして勝手ながら横浜市唯一の若年性認知症専門のケアマネジャーとして活躍されている、佐藤CMに、このような機会をいただけたこと、感謝申し上げます。小机地域ケアプラザの、桑原さん、小林さん、当日まで綿密な準備を進めていただきましてありがとうございました。
またご縁がありましら、いつでも秀峰会さんのために微力を尽くしたいと思いますので、使い倒していただけますと幸甚です。
こころをこめて御礼まで。