オレンジ音楽祭
つい前の週に行われたおまつりと同じ青葉公会堂で、「たまプラーザ・みまもりあいプロジェクト」主催の『オレンジ音楽祭in横浜青葉』があり、全員で出かけてきました。

この『オレンジ音楽祭』とは、認知症のある方やそのご家族、障害のある方、高齢者、地域の方誰もが一緒に楽しみ参加するイベントとして各地で行われています。ただ聴くだけでなく歌ったり踊ったり演奏して会話を交わす、音楽の力で「つながり」「理解」が生まれ、誰もが主役になれることを大切にしています。

そのコンセプトどおり、何組ものグループが入れ替わり立ち替わり披露される歌や踊り、パフォーマンスは笑顔にあふれ、GRASPのメンバーさんも真剣に見入ったり、口ずさんだり、手拍子を打ったりと思い思いの楽しみ方で集中されています。

思わず立ち上がって踊り出すメンバーさんは「どうぞどうぞ」とステージに招かれ、一緒に参加してきました。
そんななか、何年か前までご夫婦でライブ活動をされていたHさんのエピソードです。この日は奥様がステージ上で『霧の摩周湖』『白いブランコ』を聴かせてくださいました。お二人の思い出の曲は事業所でもHさんの弾き語りの十八番でした。

あれ、Hさんの歌声が…、ハモってる…!?。
気づくと客席のHさんの手元にもマイクが。ステージの上と下で久しぶりの夫婦デュオの復活です。

一方、「3丁目バンド」というたまプラでの活動にかつて参加されていたJさん。こちらも懐かしのお仲間に「久しぶりじゃない!」と舞台に引き入れてくださいました。歌声こそ聴かれなかったけれど、きっと仲間の奏でる音が心に響いていたのではないでしょうか。
音楽は全世界万国共通「ひと」に愛されるものだと、先日NHKでもタモリさんと山中教授がやっていましたね。
全員での外出はチャレンジでもありましたが、『音楽』を楽しむメンバーさん、プラスの感情を大きく揺さぶられ、素敵な刺激になったことでしょう。
