1月の登壇報告
ありがたいことに、1月に2回登壇の機会をいただきました。
◆一つ目:善了寺主催 認知症勉強会 教育と実践の研修会
◆二つ目:藤棚地域ケアプラザ主催 「認知症とともに生きる」
それぞれ、トークセッションがあったり、対象者が地域の活動グループかつメンバーよりも人生の先輩方であったり等、これまでの登壇環境とはことなる状況でした。
善了寺さんでの登壇は、淑徳大学短期大学部の木田先生と同じ時ときを共有させていただきました。私が認知症になったら、このような人にケアをしてもらいたいと思える方でした。
「やさしさ、ほがらか、やわらかさ」私の知っている言葉ではこのような表現となりますが、それだけでは表せない、形容し難い方でした。認知症のケアを行うために、最先端で教育と研究をされている先生から学ばせていただいたことは「ふつう」を疑うこと、「見えている景色の中でしかその方を理解できない」という点でした。
同じ認知症の方と活動を行う立場として、まだまだ視野の狭い私。気づきと刺激ばかりの時間でした。
トークセッションでは、これまたあんなことやこんなことまで共有させていただきました。
こちらの内容は参加した方と私の心にだけに留めておきますね(笑)
ご興味ある方は、ぜひ連GrASP株式会社の問い合わせフォームからご連絡ください。
藤棚ケアプラザでは、人生の大先輩方に対して「地域で認知症の方と活動を共にするには」という視点でお話をさせていただきました。
弊社のコンテュニティーサービス、若年性認知症の人の容態ごと活動環境を調整して、初期の方には「しごとを通した社会貢献」、中期の方には「こうりゅうを通した社会参加」、後期の方には「日常生活を通した社会生活」、これらを写真や動画など、日常の活動風景をお伝えしました。人生の大先輩のみなさまにも関心をもっていただけたようでした。
・活動拠点がデイサービスだけではなく、地域の活動団体の方とも交流を持つことで活躍の場が広がる
・理解してくれる人がいると人は安心感に満たされ、何かにチャレンジできる前向きな思考になりやすい
・関りのポイントは「お笑い」であり、ボケとツッコミを理解して、ツッコミ的な指摘ではなく、ユーモアを交えたボケ(やわらかいコミュニケーション)が大切
ということをお伝えしました。
参加していただいた大先輩方へ少しでも今後の活動のプラスになっていただけたら嬉しいです。
終了間際の質問で「横文字が多すぎてわからないところもあった」と愛情あるご指摘をいただきました。登壇の際は参加者層を意識して、その時々で皆さんに伝わりやすい表現をするべきであることを学ばせていただきました。
今後改善しながら、さらに認知症の方とコミュニティを創ることの可能性についてお話してゆけたらと思います。
次回は3月、3登壇ありますので、それに向けてまずは資料作りを頑張ります(汗)
お招きいただきました、善了寺の三根さん、藤棚ケアプラザのみなさま貴重な機会をありがとうございました。