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GRASPism㉕ 『集団の構造因子-後半-』とは

tsumugi

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝☝☝です!

こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)

前々回から「集団」シリーズが開始となりました。今回は「集団の構造因子」ということに触れていきます。

この手の話は、THE 精神科作業療法の十八番になりますので、久しぶりにOTらしいことを語っていきたいと思います。

集団の構造因子は、9つで構成されていると、山根寛先生はおっしゃっています。
一つずつ解説していきます。ここでは、6つにピックアップしていますが、今回は後半3つを解説します。

※実際の用い方は、弊社独自の見解を記しています。


➃スタッフ(構成・役割)
 ファシリテーターとしての機能が、その日のリーダーの主要な役割である。補助はリーダーの補助となり、3~4名でその役割の一部を担う。支持的支援が基本とはなるが、メンバーと同じ視点の同一視点で、メンバーの参加を補助することもある。

➡実際の用い方:GRASPでは、2名のメンバーに対して1名のチャレンジャーを配置している。クローズドグループは1~2名、セミクローズドグループ2~3名、オープングループ3~6名であり、活動の指揮命令を行うリーダー、その他補助的な個別ケアを行うチャレンジャーで構成している。


➄集団の目標
 集団がうまく機能していないとき、初期の目標とその時点でおこなっていることがずれていることがある。また集団の目標とメンバーの目標が大きく異なるときにも集団は機能しない。

➡実際の用い方:GRASPのメンバーは容態が初期では社会貢献、中期では社会交流、後期では社会生活と機能分化している。社会の中で、異なる役割や機能を持つ集団や組織でそれぞれの目標を達成できるようにそれぞれに適した活動を実践している。



➅集団標準と価値
 集団にはその集団の価値や標準がある。集団が周囲からどのように見られているかということも含めた集団標準や価値を操作することは困難であるが、所属集団が他からも認められ、自分に「希望をもたらす場」であれば、メンバーの自尊心を補助するはたらきをする。

➡GRASPでは、課題解決や共有体験の積み重ねによって仲間意識を醸成したり、仲間の不安を軽減すること、自己受容に導くことで有用感を得たり、思いを吐露すること共感されこの思いは自分ひとりのものではないと連帯感を養ったり、感情の適切な処理や繋がり分かち合いという価値を生み出している。

GRASPでは、これらの『集団の構造因子』を理解し、活用しながら活躍Fieldをメンバー共創しています。
活動を共創する、時にはリードしてメンバーを導くスタッフの役割は必須であり、その際の活動内容に応じて配置人数の調整もデイサービス運営には欠かせない視点です。そこに集団の目標や、価値が加わることで、ただの活動が意味ある時と場になると考えています。楽しい環境は重要ですが、介護、福祉、医療の場はご本人が能力を発揮し生きる希望をもたらす場でなければいけません。希望を提供できるように『集団の構造因子』を理解し活用してゆきたいと考えます。

「集団の構造因子」について、こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータはこちらです。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪

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