『〝気づく〟主体が、本人から外在化していくプロセス』
弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝です!
こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)
前回からは、原点回帰を大切に「若年性認知症」について新たに考え、これまでとは異なる視点で解説していますが・・・・・今回はこちらです。
診断までの道のり
―「気づき」は、誰のものか。どこに生まれるのか。気づく主体の変化についてご案内します。
【2】“気づく”主体が、本人から外在化していくプロセス

本人が最初に違和を感じることは少なく、むしろ「周囲」が先に気づくことが多いと言われています。
しかしその“気づき”は、関係性や信頼によって発言されるかどうかが左右される側面もあります。
― 周囲が「気づいていたのに、言えなかった(言いにくかった)」9つのストーリー ―
※ここで障害している9つのストーリーは、作成者・山崎がこれまで出会ってきた多くの方々の経験や思いをもとに描いたフィクションです。ひとつひとつに、実際にあった出来事や想いのかけらがこめられています。
◆家族編


1. お弁当のご飯を炊き忘れた朝、「疲れてるんだよ」と自分に言い聞かせた妻
▸ いつも完璧だった朝の段取りが崩れた。でも「年のせいかな」と見過ごしてしまった。
「今月に入ってもう5回目…まさか妻が…って、思いたくなかった」
2. 季節感のあるおしゃれなコーディネートが得意だった母の、服のちぐはぐさに戸惑った娘
▸センスがよくて、スタイリッシュな母がある日、上下柄物の服を着てデパートに買物へ行った。
「昔の母なら絶対に選ばなかったコーディネート…でも、言ったところで気にする様子もないため黙ってしまった」
3. 料理上手だった母の味付けに、ふと違和感を覚えた息子
▸ 「おふくろの味」として慣れ親しんできた煮物が、ある日、やたらと濃かった。次の時は味がしなかった。
「美味しくないって言うと傷つけそうで怒られそうで…でも何だかいつもの味ではなかった」
◆会社編


4. 重要な書類の提出が数回続けて遅れたことに気づいた同僚
▸ 以前なら考えられないミス。でも、「最近ハードワーク続きで、たまたまでしょ」と口には出さなかった。
「言ったら嫌われるかな、余計なお世話って思われるかも…」
5. 会議で鋭い指摘とやわらかな提案をしてくれていた先輩のちぐはぐな発言に違和感を抱いた新人
▸「何かあったのかな」と思いながらも、声をかける勇気が出なかった。
「自分の立場では言えないよ…空気を読まないと…思ってた」
6. 同じミスを何度も繰り返す部下に困っていた上司
▸「おかしいな、今月だけで2回パスワードを…」と思いながらも、「指導でなんとかなる」と思い込んだ。
「本人のプライドを傷つけたくなかった。言いすぎるとパワハラに…」
◆友人編


7. 一緒にランチしたとき、何度も同じ話をされて戸惑った親友
▸ 「それ、さっきも聞いたよ」と言えず、笑ってごまかした。
「仲がいいからこそ、言葉を選びすぎて黙ってしまった」」
8. グループLINEでの返信が明らかに減ったことに気づいた友人
▸ 前は即レスの〇〇と言われていたけど、最近は既読だけ。
「忙しいのかなって思ってたけど、どうしたのかな心配したけど、踏み込んで聞けなかった」
9. 待ち合わせ場所を何度も間違えるようになった旧友
▸「方向音痴だったっけ?」と軽く流したけれど、心のどこかでひっかかっていた。
「あまり心配を伝えてしまうと、気まずくなるかもしれない…言えなかった」
◆まとめ
「気づいていたけど、言えなかった…言いにくかった…」
その沈黙の背景には、〝優しさ、関係性のバランス、そして“まだ大丈夫だと信じたい気持ち”〟があるのではないでしょうか。
気づきが遅れたのは知識不足ではなく、「関係の中にある“気まずさ”や“怖さ”という、ごく人間的な理由」であることも少なくありません。
こうして、“気づき”は「気づいたけど言えなかった人たち」のこころの中で揺れ続けることもあります。
診断の遅れは、知識不足ではなく、「関係性の中で沈黙を生む構造」が一つの要因になっているのかもしれません。
「気づく〝主体〟が本人から外在化していくプロセス」について、こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータから読み解くとこうなります。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪