《横浜市委託》令和4年度若年性認知症従事者研修
アルツハイマー月間の登壇、8月・9月で4講座機会を頂いております。
フィナーレを飾るのは、《横浜市委託》令和4年度若年性認知症従事者研修です。この研修は記憶の中では、4年前から開催され、おかげさまで弊社は4年連続4回目の出場となりました。
歴史としてこの研修会は、若年性認知症コーディネーターさんから弊社サービスをご紹介いただく、弊社でスライドを作り事業所紹介をしていただく、ご家族・当事者の声を動画にまとめ発信する。3年間コロナ禍で影響を受けながらも毎度、何かしらの形で発信の機会をいただいていました。本当にありがとうございます。
今回は、ZOOMということではじめてネットワーク環境下ではありましたが、全体での同時開催となりました。横浜市の方からは『横浜市における若年性認知症支援』、塩崎先生からは『若年性認知症への医療』、川中様からは『若年性認知症コーディネーターの役割』、そして弊社からは『若年性認知症当事者の思い』という研修の流れでした。
横浜市職員の方からは、「若年性認知症の集いが5か所にまで増えている」という情報をいただき、弊社がサービスを開始した8年前よりも様々な地域で展開されるようになり非常に嬉しくなりました。塩崎先生のご講演では、MCIの時点から診療に関わることが多く、若年性認知症と告知することに最新の注意を払われていることを学ばせて頂きました。川中様からは、横浜市の若年性認知症の相談件数について具体的に数字で語っていただき、約200件を超える程の相談があることをはじめて知ることができました。
そしていよいよ弊社の出番です。
トリを飾る(勝手ながら登壇に良い意味でのプレッシャーを与えるために言っています)発表。本日の構成も代表の山崎が事業概要を5分程でまとめてお話し、その後はメインである『当事者の声』『ご家族の声』2本立てでお送りしました。
昨日の青葉区認知症講演会同様、今回も私の日頃の行いの悪さが露呈してしまい、発表時間を10分程ロスさせてしまうトラブルを引き起こしてしまいました。この場を借りて主催者の横浜市、横浜市総合保健医療センターのみなさまにはお詫び申し上げます。大変失礼いたしました。
さて、実際の当事者のお話ですが、若年性認知症当事者は『菅原さん』という女性にお話しいただきました。初登壇とは思えない程、簡潔に想いをまとめていただき、見事に役割を全うされていました。
特に最後の「この会社で働くことの意味・価値はどんなところにあるか」の質問に対して『こういう仕事ははじめて、人と接する仕事は好き、本当によい所に来たな』とのコメントいただきました。菅原さんの手先の器用さ、忍耐力があってこそ業務をこなして頂いております。菅原さんありがとうございます。
また、ご家族代表の関水さんからは『若年性認知症の人程、配偶者がフルで働いて経済的基盤を作ることが必要』『介護保険の枠ではなく、配偶者が働くこと経済的基盤が作れる、そんなサービスがあるとよい』と、長年奥様のサポートにご尽力されてきたからこその気づきであると、勉強させていただきました。
登壇という機会をいただけることは素晴らしいことです。本当にありがとうございます。