『できないのではなく、やり方が変わった』〜道具は、できないことを補うためだけではない~前半
弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
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こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)
2026年3回目のシリーズは、「できないのではなく、やり方が変わった」についてです。
認知症によって、これまでと同じ方法では難しくなることがあります。
しかし、それは能力や意欲のすべてが失われたということなのでしょうか。
時間をかける。手順を変える。道具を使う。安心できる人と一緒に行う。
本人の力が発揮される条件を整えることで、今もできることが見つかるかもしれません。
このシリーズでは、「できる・できない」という結果だけではなく、その人が力を発揮できる方法や環境について考えていきます。それでは、第4回をお楽しみください。
道具は、できないことを補うためだけではない



「忘れてしまうから、メモを書いておきましょう」「分からなくなるから、写真を貼っておきましょう」
「時間が分からないから、タイマーを使いましょう」認知症の人への支援では、さまざまな道具を使うことがあります。
私たちは、それらを「できなくなったことを補うためのもの」と考えがちです。
もちろん、それも大切な役割です。でも、道具にはもう一つ大切な役割があります。
それは、本人が“自分でできる”ためのきっかけをつくること。
道具は、本人の代わりをするものではなく、本人が持っている力を発揮するための環境にもなるのです。
■ 私たちも、たくさんの道具に支えられている


考えてみると、私たちも毎日のように道具を使っています。忘れないように、スマートフォンの予定表に入力する。
初めて行く場所には、地図アプリを使う。買い忘れないように、買い物リストを書く。
朝起きるために、アラームを設定する。仕事では、ToDoリストやチェック表を使う。
でも、それを見て、「自分では何もできないから道具に頼っている」とは考えません。
むしろ、自分の力をうまく使うために、道具を活用しているのではないでしょうか。
■ 道具があるから、「自分でできる」

例えば、初めて行く場所。住所だけを渡されて、「自分で行ってください」と言われたら、不安になる人もいると思います。でも、スマートフォンで地図を見ることができれば、
現在地を確認する。進む方向を決める。間違えたら戻る。そして、自分で目的地までたどり着くことができます。
目的地まで連れて行ってもらったわけではありません。地図という道具があったことで、自分の力で行動できたのです。認知症の人への支援も、同じように考えることができます。
■ 「教えてもらう」から「自分で確認する」へ

例えば、「今日は何をするんですか?」と何度も尋ねる人がいたとします。
そのたびに支援者が、「10時から体操ですよ」「そのあとは買い物ですよ」と答える。
もちろん、それも支援です。でも、もし本人が見やすい場所に、
「10:00 体操」「11:00 買い物」と書かれた予定表があったらどうでしょうか。
最初は、「ここを見てみましょう」と一緒に確認する。少しずつ慣れてくると、自分から予定表を見るようになるかもしれません。
すると、「人に聞かなければ分からない」から、「自分で確認すれば分かる」へ変わっていきます。
道具によって、支援を受けるだけだった人が、自分で行動できる人になることがあります。
■ 写真や表示が、「分かる」をつくることもある

言葉だけでは分かりにくくても、見れば分かることがあります。
例えば、棚の中。どこに何があるのか分からなくなってしまう。
そのたびに、「コップはここですよ」と教えることもできます。
でも、棚にコップの写真や分かりやすい表示があれば、自分で探せるかもしれません。
トイレの場所。自分のロッカー。着替えを入れる場所。仕事で使う道具。言葉で何度も説明するよりも、写真や色、マークなどがあることで、本人自身が「ここだ」と気づける環境をつくることができます。
■ チェック表は、「管理するため」のものではない


チェック表も同じです。私たちはチェック表というと、「できたかどうかを支援者が確認するもの」
と考えてしまうことがあります。でも、本来は本人自身が、「どこまでやったかな」「次は何だったかな」
と確認するためにも使えます。
例えば、仕事で、① 道具を準備する ② 商品を並べる ③ 数を確認する ④ 箱に入れる ⑤ 終わったら片づけるという流れがある。途中で分からなくなったとき、誰かに聞くのではなく、チェック表を見る。
そして、「ここまで終わったから、次はこれだ」と自分で分かる。チェック表は、本人を管理するものではなく、
本人が自分自身で行動を組み立てるための道具にもなるのです。
道具は、できないことを補うためだけではない。こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータから読み解くとこうなります。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪
