『若年性認知症の提唱から現在までの変遷➂』について
弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝です!
こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)
2回で終える予定でしたが、前回・前々回に引き続き『若年性認知症の提唱から現在までの変遷➂』について解説していきます。
5. 現在:予防と治療法の発展
今日、初老期認知症を含む認知症全般に対する予防的アプローチや治療法の開発が進んでいます。早期診断が可能になったことで、生活習慣の改善やリハビリテーションによる症状進行の抑制が試みられています。また、遺伝子治療やワクチン療法、疾患修飾薬などの新たな治療方法も研究されており、今後のさらなる発展が期待されています。初老期認知症は、アルツハイマー病をはじめとする認知症研究の歴史と共に、発症メカニズムの解明や治療・予防法の進展により、その理解が深まってきました。現在もその研究は続いており、今後の医療の発展に大きく貢献すると考えられています。
◆代表的な疾患修飾薬の例
1. アミロイドβを標的とした薬剤
レカネマブ(商品名:レケンビ)
- レカネマブは、アルツハイマー病の病因とされるアミロイドβの蓄積を除去することで、病気の進行を遅らせることを目指しています。
- 特に、軽度認知障害(MCI)や軽度アルツハイマー型認知症の患者を対象にした臨床試験で一定の効果が確認されました。
- 米国食品医薬品局(FDA)は2023年に承認しており、今後の広範な普及が期待されています。
- 一方で、治療には**アミロイド関連画像異常(ARIA)**という副作用(脳浮腫や微小出血のリスク)が伴うことがあるため、慎重な経過観察が必要とも言われています。
2. タウタンパク質を標的とした薬剤
- タウタンパク質は、神経細胞の内部に蓄積することでアルツハイマー病の進行に寄与するとされています。
- タウタンパク質の蓄積を防ぐ薬剤は現在も開発段階にあり、臨床試験が行われています。
例として、タウタンパク質の異常な蓄積を減少させる抗体療法が注目されていますが、2024年現在、実用化にはさらなるデータの蓄積が必要です。
若年性認知症について、初老期認知症という概念からはじまり、提唱から現在までの変遷を理解いただけたのではないでしょうか。1900年代後期には、認知症の分類が確立され診断基準が明確になりました。そして2000年初頭に若年性認知症の呼称変更が行われ、現在の予防や疾患修飾薬などの研究が盛んに行われています。GRASPは、若年製認知症の人とともに、社会貢献・社会交流・社会参加という観点から、未来を数ミリでも動かすべく、これからも様々なチャレンジから可能性を探っていきます。
「若年性認知症の提唱から現在までの変遷」について、こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータはこちらです。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪
◆参考文献
・2024年7月に発表された研究では、特定の抗体(TTCM2)を用いた経鼻投与によるタウ免疫療法が、マウスモデルにおいて脳内の異常タウを効果的に除去し、認知機能の改善を示しました。https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2024/07/66219/?utm_source=chatgpt.com
・2024年10月には、RI-AG03という新規薬剤がタウタンパク質の凝集を阻害し、モデル生物において神経変性の抑制と寿命の延長をもたらすことが報告されています。https://nypost.com/2024/10/03/lifestyle/one-of-a-kind-new-alzheimers-drug-ri-ag03-shows-promise/?utm_source=chatgpt.com