GrASP ism

『フロー理論➀』について

tsumugi

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝、☝☝☝☝です!

こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)

今回から楽しい活動に身を置いている時に生じる「没頭」について解説していきます。

支援者としてもそして、ひとりの人間としてもフロー(没頭)について学ぶ良い機会になると思いますので、楽しく学んでいただけると嬉しいです。

◆ミハイ・チクセントミハイについて

ミハイ・チクセントミハイ(Mihaly Csikszentmihalyi:1934-2021)は、ハンガリー生まれの心理学者です。彼の研究は、幸福や充実感、創造性、パフォーマンスに関連した心理的側面に深く関わっており、ポジティブ心理学の重要な学者の一人です。

フロー理論の提唱

チクセントミハイは、特に「フロー状態」についての研究で有名です。彼がこの概念に取り組んだ背景には、特に人々が楽しい活動に没頭している時にどのように感じるかに対する関心がありました。1970年代初め、彼は様々な職業や活動を行う人々とインタビューを重ね、集中と充実感を得る状態についてのパターンを明らかにしました。

フローとは、「挑戦と能力のバランスが取れている状態」で、完全に活動に没頭し、時間を忘れ、自己意識を忘れるような状態を指します。この状態では、困難を乗り越える力を感じ、非常に満足感を得ることができます。

フロー理論の影響

チクセントミハイのフロー理論は、心理学のみならず、教育、スポーツ、仕事、芸術などさまざまな分野に影響を与えました。特に、自己改善やモチベーション、パフォーマンスの向上を目指す際に非常に有益な理論です。例えば、フロー理論に基づいて設計されたトレーニングや教育プログラムでは、挑戦的でありながら達成可能な目標を設定し、学習者がフロー状態を経験できるように工夫されています。

◆概論(詳細解説)

フローの状態は、心理的に最も充実した瞬間として広く認識されています。この状態を体験するためには、以下の3つの条件が整っていることが重要であり、各条件がどのように働くのかを深く理解することが、フローを活用するための鍵となります。

  1. 目標が明確で、直接的なフィードバックが得られること
    目標がはっきりしており、自分の行動に対する結果を即座に感じることができると、集中状態に入りやすくなります。自分がどこに向かっているのか、進捗をどれくらい達成したのかが明確であることがカギです。
  2. 活動に完全に集中できる環境が整っていること
    フロー状態は、外部からの妨げが少ない環境でのみ発生しやすいです。集中できる場所や状況を整えることが重要で、精神的な乱れが少ない状態で取り組むことが求められます。
  3. 自分の能力と課題の難易度がバランスしていること
    課題が自分の能力に対して難しすぎるとストレスを感じ、簡単すぎると退屈してしまいます。フローを体験するためには、自分のスキルや能力に見合った難易度の課題に取り組むことが求められます。

次回から、『フローの具体的状態』について掘り下げていきます。

また若年性認知症の人の無限大の力を最大限発揮していただくために、フロー状態×若年性認知症で解説していきたいと思います。お楽しみに!!

「フロー理論」について、こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータはこちらです。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪

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