『経済的支援と制度の活用』〜制度を知ることは、ご本人・家族の「未来の安心」をつくる➊〜

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
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こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)

前回シリーズは、「海外と日本の若年性認知症支援をくらべてみる」をテーマに北欧、イギリス、スコットランド、オーストラリア、オランダなどと日本の支援を比べてご案内しました。今回からは、「若年性認知症と“働く”を考える 〜就労と経済的な支援〜」こちらをまとめてお伝えします。

第4回：経済的支援と制度の活用

〜制度を知ることは、ご本人・家族の「未来の安心」をつくる〜

若年性認知症は「働き盛り」での発症が多く、生活費・医療費・仕事の継続など、経済面の不安がとても大きくなります。

しかし実際には、若年性認知症は利用できる制度は多いです。
制度を理解し早めに活用することで、生活の負担を減らすことが可能です。

ここでは、専門家の目線でも正確で、ご家族にもわかりやすい形で“本当に役立つ制度”を整理します。

❶ 障害年金

〜生活の土台を支える収入源〜

若年性認知症は、法律上 「精神の障害（認知機能障害）」 に分類され、障害基礎年金・障害厚生年金の対象となり得ます。

◆障害年金の評価ポイント

医師に伝えるべき「普段の状態」は次のとおり

・記憶障害：パスワード・予定を繰り返し忘れる
・見当識障害：会社へ行く途中で迷う、時間の感覚がずれる
・理解力/判断機能の低下：書類確認、優先順位付けが難しい
・生活上の支援の必要性：声かけがないと行動できない、服薬管理が難しい等

►これらは年金の認定で非常に重要な情報です。

ご家族は対応が大変な状況もあると思いますので、社会保険労務士に相談することで申請がスムーズになります。

❷ 精神障害者保健福祉手帳

〜支援につながる「入口」の制度〜

日常生活に支障があれば、若年性認知症でも取得できます。
“重い障害の人が使う制度”という誤解がありますが、支援を広げる重要な制度です。

◆メリット

・障害者控除（所得税27万円／住民税26万円 ※現行）
・公共交通・携帯電話などの割引
・障害福祉サービスの利用が進みやすい(取得していなくてもサービス利用は可能です。)
・障害者雇用枠への応募が可能

►手帳は「支援のパスポート」です。

❸ 障害福祉サービス（障害者総合支援法）

〜働くこと・社会参加を支える制度〜

若年性認知症は 18〜64歳の「障害者」として利用可能です。

◆主に使えるサービス
・就労移行支援（職場復帰の訓練）
・就労継続支援A/B型（働く場）
・同行援護・移動支援（買い物・通院の付き添い）
・居宅介護（家事・外出の補助）
・生活介護（日中活動）
・計画相談支援（支援全体のコーディネート）

►介護保険ではカバーしきれない「働く」「社会参加」を支えるのが特徴です。

経済的支援と制度の活用―制度を知ることは、ご本人・家族の「未来の安心」をつくる➊―について、こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータから読み解くとこうなります。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪