「働く」という事を考える

■「働く」という事を考える

GrASPには、現役でご活躍されている時に発症したことで休職や退職を余儀なくされた方たちが沢山いらっしゃいます。

主婦として母として日々行っていた家事が難しくなってしまった方も来られています。

診断を受けた昨日と今日で突然何もできなくなるわけではないのに…

先日、弁当配達をされているメンバーさんのご家族から「弁当届けたら『ありがとう』って言われるんだよ。ちゃんとやってるんだよ。私まだ働けるんだね」としっかり話したんです、という報告をいただきました

また、クッキングに参加された女性メンバーさんのご家族からは「好きだった料理なのについついやらせなくなっちゃって。いい表情していました」と伺いました。

そんなエピソードに支えられ、まだまだ力不足ではありますが、私たちはメンバーさんができること、やりたいこと、仕事を通して一緒に社会貢献、社会参加を続けていきたいと考えています

「どんな人でも、尊厳ある働き方を通して、活躍できる場所を作ることが社会的包摂です。年齢や境遇にかかわらず、やり直せるチャンスが豊富にある社会を作ることこそ、いま求められているのではないでしょうか」

(社会学者・阿部真大)~朝日新聞より

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