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GRASPism⓮ GRASPの『ベーシックフェーズ』とは

tsumugi

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝です!

こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)

前回に引き続きGRASPの『コンテュニティサービス』について異なる視点でご案内したいと思います。

『ベーシックフェーズ』の世界観について深堀!!

おさらいとなりますが、『ベーシックフェーズ』は・・・日常生活の行為にフォーカスをあてる

・後期の容態:要介護3~要介護5程度の方に対して ベーシックフェーズと題して「いきる」を通した社会生活を実践

・内容:食事、更衣、整容、排泄、移動、入浴、起居動作、移乗動作を可能な限りご自身の力で発揮すること実践しています。

具体的な取り組みと内容は以下の通りです。

1.食事(ごはんを食べる)
・チャレンジャー人数:1名
・メンバー人数:1~2名
・時間:12:30~12:30、その他適宜必要な時間帯に実施
・内容:食事をご自身のお力で完食するための環境調整(食事をワンプレートに盛り付けるて食べやすいように調整、箸・スプーン・フォーク等予めの選択)、食事・摂食嚥下失行等、不得手のサポート (食事失行支援:摂食動作、咀嚼動作、嚥下動作において失行が生じた際、食事の進みがゆっくりになったタイミングの個別サポート) 

2.更衣(きがえる)
・チャレンジャー人数:1名
・メンバー人数:1名
・時間:入浴等の着替えのタイミングで実施
・内容:服を脱ぐ・服を着る(表裏、上下左右を認識して脱ぎ着を行う)、自立の方は見守り、声掛けやサポートが必要な方は袖、襟ぐりの上下、左右の位置を補いながら着る、ズボンの前後を確認しながら履く(下着など全て含む)。不得手(着衣失行)な所をサポートする。

3.整容(身なりをととのえる)
・チャレンジャー人数:1~2名
・メンバー人数:1名
・時間:適宜必要な時間帯に実施
・内容:歯磨きをする、手を洗う、身なりを整える。具体的には歯磨き粉を出す、歯ブラシにつける、歯を磨く、口をすすぐ等、一連の動作のサポート。手を洗う時、ハンドソープの位置を確認、洗い流す。紙を乾かす、髪型を整える等の実践。不得手(静養失行)な所をサポートする。

4.排泄(トイレ)
・チャレンジャー人数:1~2名
・メンバー人数:1名
・時間:10:00~12:00 ※その他適宜必要な時間帯に実施
・内容:
《車椅子》車椅子から便座に移乗介助、リハパン・ズボンを脱ぐ、腹圧サポート、拭く、リハパン・ズボンを履く、便座から車椅子へ移乗。不得手な所をサポートする。

《独歩》トイレの扉を開ける、電気をつける、小便器、洋式トイレどちらで排せつをされるか確認、適切なポジションに移動していただく・下着やズボン等を脱ぐ、または便座に座る、用を足す、下着やズボン等を履く、トイレの扉を開け電気を消す。不得手な所をサポートする。

5.入浴(洗う、お風呂に入る)
・チャレンジャー人数:1~2名
・メンバー人数:1名
・時間:10:00~12:00 or 13:00~15:00 ※1回の入浴時間は30分~45分
・内容:《封入作業》洗身場に入り、ボディーソープ・洗顔・シャンプー・リンスを使って頭、顔、身体を洗う。湯船に入る・つかる・出る、タオルで身体を拭く。不得手な所をサポートする。※脱衣に関しては、行為項目を参照

6.移動(歩く、ウォーキング)
・チャレンジャー人数:1~12名
・メンバー人数:2~24名
・時間:10:00~12:00 or 13:00~15:00 ※30分から60分歩く
・内容:事業所近隣をウォーキングする、事業所近隣の名所を散策する、地域のウォーキングイベントに参加する。失認、見当識障害の影響を受けて、道から外れることをサポートにより調整する。

7.移乗
・チャレンジャー人数:1~2名
・メンバー人数:1名
・時間:適宜必要な時間帯に実施
・内容:椅子からベッド・ベッドから椅子、車椅子からトイレ・トイレから椅子へ移乗する。基本的には、身体的にサポートが必要な方は1%未満のため、失認の影響を受けて目測を誤り転落、ずり落ちに繋がらないよ、不得手な所をサポートする。

8.起居(立ち上がり、座る)
・チャレンジャー人数:1~2名
・メンバー人数:1名
・時間:適宜必要な時間帯に実施
・内容:椅子から立ち上がる、椅子を認識して座る、ベッドに寝転がる、ベッドから起き上がる等、動作の基本となる動きに対して、不得手な所をサポートする。

2024年6月現在、GRASPではこのような日常生活の行為にフォーカスした支援を行っています。

若年性認知症の人は、発症年齢が平均で51歳ぐらいと言われています。

※出典:日本医療開研究開発機構認知症研究開発事業による「若年性認知症の有病率・生活実態把握と多元的データ共有システムの開発」(令和2年3月)

男女ともに働き盛り、定年に向けて5~10年の中長期的ビジョンを掲げ仕事等の集大成の時期となります。

この時期に、退職を余儀なくされた場合、ワークフェーズで仕事を開始。時の流れとともに仕事が不得手になれた時には、ソーシャルフェーズで社会参加活動に勤しまれ、地域のために活動を行う。さらに時が流れご自分の生活行為に力を発揮する段階に入ると、ベーシックフェーズで日常生活の動作・行為に自身を最大限活かす。このように容態に応じて活躍の場を移していきます。

自身のこころとからだと向き合いながら、日常生活の中で己の力を活かす。今この瞬間と向き合い、できる事に注力する。自分自身の心身機能を発揮することが、住み慣れた我が家でいつまでも今を楽しむことに繋がります。

こんな当たり前を過ごすために、ワークフェーズは存在しています。

4回に渡ってご案内したカタチがGRASPの『コンデュニティサービス』となります。シームレス、切れ目のないサービスだからこそ、若年性認知症を有された方の初期・中期・後期とどのような容態であっても、人生を愉快に豊かに楽しむ環境を創出できると確信しています。どんなひとでも、ポテンシャルを最大限発揮できるように、メンバー・ご家族の皆さま、地域貢献サポートとともに、歩み続けます。

『エンジョイフェーズ』について、同じような日常生活の中で、能力発揮の機会を創っています。私たちはこんな風に工夫しています、等の情報がありましたら教えてもらえると嬉しいです。

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