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弊社のケア・支援の考え方❿ 『ショートステイ』について

tsumugi

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝です!

かなり☝が多くなりすぎてわかりにくくなってきましたね 笑

今回は『ショートステイ』についてお伝えします。

結論から申しますと、弊社は『ショートステイ』を推奨しています。

なぜなら、若年性認知症のご本人(メンバー)とご家族(キーパーソン:奥様、旦那様、お子様)の心身が安定したコンディションを保てなければ、今この時“今日”という名の未来を継続できないと考えているからです。

だからこそ、必要なタイミングで双方にとってメリットがある形でショートステイを活用することが重要であると言えます。

それでは、ショートステイを利用される上で、大切なアセスメントポイントがありますのでご案内します。

それは、ご本人のタイプを理解するということです。

弊社では、3つに分類しています。

①環境適応型
②不安・緊張型
③身体型

まず、①についてですが、環境適応型の方は、環境の変化に対してストレスを感じにくい方を示しています。実際にはストレスを多少なりとも感じられていると思いますが、それが行動化つまりBPSDに繋がらない方です。

このタイプの方は、毎週2泊3日でショートステイを利用されても大きな影響を受けにくいと言えます。

②についてですが、不安・緊張型の方は、環境の変化に対して非常に敏感であり、脆弱です。そのため、可能であれば生活環境が自宅とは大きく異なるショートステイの利用は控えるべきと言えます。しかし、冒頭でお伝えした通りに、ケアラーの心身の安定したコンディションを保てなければ今この時“今日”という名の未来を継続できないという視点を大切にするという観点ではショートステイは活用するべきです。その際は、1泊2日を月に1回。多くても3週に1回のスパンにするべきだと考えます。この期間についてもメンバーの実体験から回復過程を通して教えていただきました。隔週利用であると、本来のお力を回復しきれない、完全に近いお力まで回復するにはやはり3週間は必要です。

③についてですが、身体型の方は、②の不安・緊張型の方と考え方は一緒であり、精神的に不安定になりやすい点が身体機能的に低下しやすい点とイコールとなります。ショートステイは活動をする場ではなく、1日を安全に過ごす場になることが多く、ゆったりとした時間が流れます。その場合、意図して身体機能を活かす環境がなければただただ、能力低下が進行するだけです。そのため、利用されるとしても1泊2日を月に1回。多くても3週に1回のスパンにするべきだと考えます。3週間の回復期間があると大半の方は身体機能の回復が見込めますが、毎週コンスタントの利用になると1週間未満の回復期間では能力低下の速度を速めてしまう。これもメンバーから教えていただきました。

タイプと同等に大切にしている考え方は、利用日数と利用間隔です。多くても3泊4日、基本は2泊3日を推奨しています。

なぜなら、2泊3日であれば、週の半分をショートステイで過ごしても残りの4日間はデイサービス等の活動拠点や自宅で活動的に過ごすことが可能となり、本来のご自分を取り戻すことも比較的行いやすいようにメンバーの日々の過ごし方様子から教えていただきました。また同様に利用間隔は3週に1回を推奨しています(利用期間はタイプ別の説明で既にお伝え済みのため、そちらを参照ください)。

タイプ別を理解して、ショートステイの利用日数と利用間隔を参考してください。そして、それぞれの心身のコンディションを考慮しながら、『今この時“今日”という名の未来を継続する』最良の選択をしていただけたらと思います。

私たちはこんな考え方でショートステイを利用していますよ、やはりショートステイはできるだけ控えるべきです等の情報がありましたらぜひ連絡をください。共有いただけると嬉しいです。

こちらから連絡お待ちしております。

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