旭事業所でもアリフト始動!!

■旭事業所でもアリフト始動!!

青葉事業所で2020年7月、就労継続支援B型の仕事として実践していた『ぱどのポスティング業務』(現在ぱどはアリフトに社名変更)が3年の時を経て、旭事業所でも受け継がれることになりました。

700部を2時間程かけて、マンション、戸建てにポスティングするお仕事です(ポスティングの前にはチラシを折る作業もあります)。

旭事業所の初陣となるため、メンバー全員での取組となりました。

皆、初めてとは思えない程、警戒なポスティングの様子。スタッフが言わなくても〝投函厳禁〟と記されているポストは「これはやめた方がいいですよね」と自ら確認されていました。

若年性認知症を有された方は、この対処技能(専門用語ではコーピングスキル)が不得手になられるため、課題が生じたい際にうまく対処できないことが発生します。しかし、初期の若年性認知症の方は、そういったコーピングスキルを遺憾なく発揮いただけます。

「認知症だから覚えられない、対処できない」という巷に流れている話は、嘘であることが証明された場面でした。また、第一線で活躍されていたメンバーが、認知症の進行とともに様々な生活行為が不得手になっても、ポスティング作業は身体が反射的に動き投函を可能としていました。環境に身を投じてみることで、こんな能力発揮も可能であるのだと。社会貢献の機会は無限大だと再認識する時となりました。

もちろん若年性認知症の症状により、不得手なことが発生します。ですが、人間誰しも不完全であり、それが人間らしさでもあると皆が認識して、持ちつ持たれつ、支え合える関係を目指していけ生きやすい世の中になるのではないでしょうか。

地域で持ちつ持たれつ、支え合える関係を醸成するには時間を要します。そのため、まずは若年性認知症の人、高次脳機能障害の人、ご家族、社会貢献パートナーとともに『仲間で作るコミュニティ』を通して、生きやすい社会を共創してゆきます。

アリフトポスティング次回は、6月梅雨時期です。カッパを着たり、傘をさしたりしながらの業務です。またメンバーの奮闘ぶりを報告します!!

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