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GRASPism⓰ 若年性認知症の『中核症状1st』とは

tsumugi

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝です!

こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)

今回からは、若年性認知症の症状シリーズについてお伝えします。

まずは『中核症状』についてです。
皆さん、中核症状といったら何を思い浮かべますか?

➀記憶障害
➁見当識障害
➂実行機能障害
➃理解力・判断力の障害
➄失語
➅失行
➆失認

一般的にはこの7つに分類されます。

一つずつ振り返ってみましょう。

➀記憶障害 : 記憶の記名、保存、想起に関する問題を含む広範な症状を指します。

短期記憶障害: 新しい情報を覚えることが難しくなること。例えば、短時間で何を話していたか忘れる、何をしたか覚えていない、日常生活の予定を忘れるなどが含まれます。

  • 1.  最近の出来事を忘れる
    • 朝食に何を食べたかを思い出せない。
    • さっき電話で話した内容を忘れてしまう。
  • 2. 約束や予定を忘れる
    • 診察の予約や友人との約束を忘れてしまう。
    • 家族と一緒に出かける約束を忘れ、家に一人でいる。
  • 3. 物の置き場所を忘れる
    • 鍵や財布をどこに置いたか忘れてしまう。
    • メガネをかけたまま、そのメガネを探す。
  • 4. 質問を繰り返す
    • 同じ質問を何度も繰り返してしまう。
    • 数分前に聞いたことを再度尋ねる。
  • 5. 会話の内容を忘れる
    • 会話中に何の話をしていたか忘れてしまう。
    • 相手の話を聞いた直後にその内容を思い出せない。
  • 6.  買い物リストを忘れる
    • 買い物に行く際に、何を買うかリストに書いても、そのリストを忘れてしまう。
    • スーパーに着いてから買うものを思い出せない。
  • 7. 新しい情報を記憶できない
    • 新しい人の名前や顔を覚えられない。
    • 新しく始めた趣味や習い事の手順を覚えられない。
  • 8. 仕事や家事の段取りを忘れる
    • 料理の途中で次に何をすべきか分からなくなる。
    • 書類の整理や業務の手順を途中で忘れてしまう。

長期記憶障害: 過去の出来事や知識を保持し、想起が難しくなること。これには、昔の出来事や人の名前、過去の経験に関する情報が含まれます。

  • 1. 昔の出来事を思い出せない
    • 子供時代の思い出や学校での出来事を思い出せない。
    • 家族旅行のエピソードを忘れてしまう。
  • 2.家族や友人の名前を忘れる
    • 長年一緒に暮らしている家族の名前を思い出せない。
    • 昔の友人や同僚の名前が出てこない。
  • 3.  仕事の経験を忘れる
    • 長年勤めた仕事の内容や職場の同僚のことを忘れる。
    • 退職後、以前の職務内容やプロジェクトの詳細を思い出せない。
  • 4. 結婚式やその他の重要なイベントを忘れる
    • 自分の結婚式の日や場所、出席者を思い出せない。
    • 子供の誕生日や家族の記念日を忘れてしまう。
  • 5. 生活の知識やスキルを忘れる
    • 長年の趣味や特技(例えば、料理や手芸)の手順を思い出せない。
    • 自分で習得した特定の技術や知識(例えば、楽器の演奏方法)を忘れる。
  • 6. 住んでいた場所や住んでいた家を忘れる
    • 昔住んでいた家やその場所の詳細を思い出せない。
    • 引っ越し先や以前住んでいた町のことを忘れてしまう。
  • 7. 幼少期・青年期に学んだことを忘れる
    • 学校で学んだ歴史や科学の知識を思い出せない。
    • 昔読んだ本や学んだ言語の内容を忘れる。
  • 8.  家族の歴史やルーツを忘れる
    • 自分の家族の歴史や祖先についての記憶が曖昧になる。
    • 家系図や親戚の名前を思い出せない。
  • 9. 旅行先や旅行のエピソードを忘れる
    • 昔行った旅行先やその時の出来事を思い出せない。
    • 海外旅行の体験や観光地の記憶が薄れる。
  • 10.  昔の趣味や興味を忘れる:
    • 昔熱中していた趣味や活動についての記憶が薄れる。
    • 好きだった映画や音楽のタイトルや内容を忘れる。

 7つの中核症状についてすべてお伝えする予定でしたが、解説に熱が入ってしまいましたので、今回はここまで(笑)

仕事や家事の段取り、生活の知識やスキルを発揮することが不得手になる。このあたりが、特に若年性認知症の人

にしか課題にならない出来事なのではないかと感じています。

仕事や家事が不得手になり、支障をきたすことで、自分らしさを発揮することが損なわれてしまう。大変辛い現実が目の間に存在することになります。

次回は、➂の実行機能障害から再開します。

お楽しみに!!

『中核症状の記憶障害と見当識障害』について、このような定義が最新ですよ、こんな場面もありますよね、等の情報がありましたら教えてもらえると嬉しいです。

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