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若年性認知症の発症と〝働き盛り〟の現実 『就労継続とキャリアの再設計』 ~働き方を変えても、社会とつながり続ける《前編》

tsumugi

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝です!

こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)

前回シリーズは、「海外と日本の若年性認知症支援をくらべてみる」をテーマに北欧、イギリス、スコットランド、オーストラリア、オランダなどと日本の支援を比べてご案内しました。今回からは、「若年性認知症と“働く”を考える 〜就労と経済的な支援〜」こちらをまとめてお伝えします。

 就労継続とキャリアの再設計

〜「働き方を変えても、社会とつながり続ける」〜

「病気があっても、自分らしく働きたい」
若年性認知症の方にとって、仕事は“生活のリズム”であり、“社会とのつながり”でもあります。

しかし、記憶障害や見当識障害などによって、
「パスワードを何度も忘れてしまう」「会社までの道がわからなくなる」など、
仕事を続けることが難しくなる場面も出てきます。

そんなとき大切なのは、「やめる」か「続ける」かではなく、
“どんな形なら関われるか”を一緒に探すこと。
オーストラリアやスコットランドでも、働き方の再設計を支える仕組みが重視されています。

では、日本でできる支援や工夫を整理してみましょう。

① 継続就労が難しくなったときの選択肢

若年性認知症の方にとって、働き続けるための選択肢は
「職場内での調整」から「社会的役割の再定義」まで、いくつかの段階があります。

【A】職場内でできる調整・工夫(第1段階)

選択肢具体的な工夫例支援の関与
短時間勤務集中できる時間帯(午前など)を中心に働くことで疲労を防ぐ医師の意見書、ジョブコーチによる調整支援
勤務日数の調整週5→週3など、勤務リズムを整えながら継続産業医や支援コーディネーターと相談
業務内容の見直し(配置転換)判断を要する業務から手順が明確な作業へ(例:営業→資料整理)人事担当・ジョブコーチと連携
作業環境の工夫チェックリストや色分け、視覚的サポートでミスを防ぐ作業療法士などの助言が有効
補助的役割への転換主体的な仕事からサポート職へ(例:備品管理や記録)職場理解と柔軟な人事対応

ポイント:本人の「得意なこと」「慣れた環境」を残す工夫が、〝働けている感覚〟と自尊心を支えます。


【B】職場外での働き方への転換(第2段階)

選択肢内容・実例支援の関与
障害者雇用への移行合理的配慮を受けながら働ける企業へ再就労ハローワーク・職業センター・ジョブコーチ
福祉的就労(就労継続支援B型など)体調に合わせて軽作業・クラフト制作など若年性認知症支援コーディネーターが紹介
企業連携型リワーク・トレーニング一般企業が委託する補助業務などを通じて社会参加を維持就業・生活支援センターが仲介

ポイント:「完全に仕事を手放す」のではなく、〝支援付きで働ける場〟を見つけることが再出発の一歩。

【C】社会的役割としての“仕事”の再定義(第3段階)

選択肢内容・効果支援の関与
ボランティア・地域活動公園清掃・イベント補助など、社会参加を通じて役割を実感地域包括支援センターや自治体窓口
ピアサポート活動同じ病気の人の話を聞いたり、体験談を共有認知症カフェや本人会
創作・趣味活動絵画・園芸・音楽など「得意」を活かして発信作業療法士やデイ職員が支援

ポイント:「働く=賃金を得ること」だけではありません。社会の一員として関われることが、“生きる力”を保つ支えになります。

【補足】テレワークの課題

一見柔軟に見えるテレワークですが、若年性認知症では次のような課題があります。

  • 直接サポートが受けられず、ミスを繰り返しやすい
  • 画面越しの指示が理解しにくく、不安が強まる
  • 孤立や家族の負担増につながる

まとめ

〝1人作業を避ける働き方〟が基本です。職場や地域で誰かと関われることを重視しましょう。

就労継続とキャリアの再設計「働き方を変えても、社会とつながり続ける」について、こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータから読み解くとこうなります。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪

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