GrASP ism

『海外と日本の若年性認知症支援をくらべてみる』 オランダ前編〜『自由な暮らしを支えるケア環境』-

tsumugi

弊社のサービスのケア・支援についてお伝えしたいと思います。
パート☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝☝☝☝☝☝☝☝☝☝、☝です!

こちら☝の数が増えるだけ、GRASPismを発信したというシンボルにしたいと思いますので、お付き合いの程お願いいたします(笑)

前回シリーズは、「若年性認知症の人の-ADL・IADL-」日常に触れることをテーマとして解説してきました。今回は、「海外と日本の若年性認知症支援をくらべてみる」をまとめていきます。

オランダ〜『自由な暮らしを支えるケア環境』-前編

「安全であることは大切だけれど、それだけじゃなく、自分のペースで暮らしたい」
若年性認知症の人にとって、ご本人の「いつもの生活」「選べること」が保たれることは、とても大きな支えです。

オランダでは、この願いをかなえるために、「ケア村(ディメンシア・ヴィレッジ)」のような施設運営や、住む家や暮らし方の自由度を尊重するケア環境が進んでいます。日本の施設では、安全を重視するあまり、自由が制限されてしまうことが多いですが、オランダの取り組みには「普段通りの暮らしを続ける」ためのヒントがたくさんあります。

① オランダの支援の良い点

特徴具体例
認知症の人が「普通の生活」を続けられるケア村の運営ホグウェイ村(Hogeweyk)では、スーパー・カフェ・美容院・劇場が村内にあり、住民は買い物をしたり、外食をしたり、クラブ活動に参加したりできます。
本人のペースや選択を尊重しているホグウェイの複数の区画(styes/houses)では「ライフスタイルが似ている人同士」で住む家を選べる。家具や装飾、色使いなどもその家の住民が馴染んでいたものに近づける工夫があります。
施設でも「生活の継続性」を大事にする暮らしの中でできることはできるだけ本人が自分で関わる。料理を手伝ったり、庭を散歩したり、室内外を自由に移動できる設計。医療・介護スタッフは、普通の生活がなるべく続くよう裏方で支える。

●ホグウェイの「ライフスタイル別ハウス」の仕組み

1.小規模ハウス × 共同生活(家ごとの暮らしを続ける)

  • 1ハウス6〜8人+スタッフ。家ごとに買い物へ行き、家の台所で調理・配膳・片付けまで行う=“普通の生活”を続ける設計。スタッフは家庭のリズムを支える役割。

2.7つの「ライフスタイル」タイプ

住まい・内装・食事・音楽・やり取りの雰囲気まで、その人の慣れ親しんだ暮らし方に合わせます。

代表例:

  • Urban(都会派) … 明るい色づかい、にぎやかな雰囲気、ポピュラー音楽・ビール。
  • Homey(家庭派) … 素朴な内装、伝統的な家庭料理(例:じゃがいも中心)。
  • Goois(上流) … 上質な食器やリネンなど、上品な調度。
  • Christian(クリスチャン) … 信仰や習慣に配慮。
  • Cultural(文化派) … 音楽・芸術嗜好を反映。
  • Artisan(職人) … 手仕事が好きな暮らしのトーン。
  • Indonesian(インドネシア系) … 旧蘭領東インドにルーツのある文化・食や、室温をやや高めに保つ配慮。

※ホグウェイには7つのライフスタイルがあると紹介されることが多いです。

3.ハウスの選び方と“馴染み”のデザイン

  • 入居前に家族へ丁寧に聞き取りをして、過去の暮らし・好み・価値観に近いハウスへ。
  • 家具や食器、ときに“若い頃の記憶が強い時代”の雰囲気で統一し、安心しやすい環境に。

4.『街』の中で暮らす設計

  • 敷地内に通り・広場・スーパー・カフェ・美容室・劇場などがあり、〝安全に自由に歩ける村〟としてデザイン。

すなわち、ホグウェイは、「似た暮らし方の仲間」と 「家ごとの家庭生活」を続けることで、不安や混乱を減らし、〝自分らしい日常〟を保てるようにした街型の住まいです。

『自由な暮らしを支えるケア環境』オランダ/前編〜「普通の生活」を続けられるケア村~について、こんな考え方が他にもあります、現在活用中です、最新のデータから読み解くとこうなります。等、みなさまからの情報がありましたら教えてもらえるとうれしいです(^^♪

記事URLをコピーしました